2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

春一番

里紙 1998年発売 特種製紙 菜の花というとズバリそのまま「菜の花」と言う色を持つ紙が有る。里紙だ。里紙は和紙風で特にエンボスもない見た感じはフンワリとしたテクスチャペーパーだ。以前も書いたが、里紙は和紙のような あるいは不織布のような柔ら…

菜の花前線

彩美カード 1954年発売 東京製紙 京都のこのあたりでは桜も咲きはじめ、今週末あたりが見頃なのか?このところ雪が降ったりして寒いので案外長持ちするのか?と言う感じだが、景察手帳はそろそろ別の話題へと移ろうと思う。個人的には桜も良いのだがこの…

さくら色のキャンバス

コットンライフS 1990年発売 東海パルプ 桜の紙を紹介していると、思い浮かべる曲は松田聖子の♪チェリーブラッサム♪ 調べたことが無かったのだがチェリーブロッサムは「桜の花」のことだそうで、30年近くも「さくらんぼ」だと思っていた...なさけ…

出逢いの予感

最近は、雑誌や新聞、ラジオで紹介された本を買うことが多い。買う時点で何を買うか決まっているので本屋さんへ行くよりはアマゾンに注文することが増えた。それでも時間が有るときは本屋さんを見て歩く。そこには誰かに紹介されたのとは違う偶然の出逢いが…

マネジメント

本を買うとき、これは娯楽用とか、これは自己啓発用とか色々考えながら買う。先日週刊アスキーに紹介されていた「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」この長ったらしいタイトルの本は、一応自己啓発用というか仕事に…

花嵐

きらびきFW 1991年頃発売 王子製紙 今日の京都は、午前中は良いお天気だったのにお昼頃には急に雨、宇治の方では雹(ひょう)が降ったとか、その後夕方にはまた晴れてくると言うよく分からない荒れ模様のお天気だった。 満開という感じではないので少…

キラキラ笑顔

きらびきT 1991年頃発売 特種製紙 桜を感じる紙を探してみたら、思っていたより結構たくさんある。今日はきらびきTの淡桜だ。 御存知の方も多いと思うが、「きらびき」の後に続くローマ字はベースの紙の頭文字を取っていることが多い。きらびきTの場…

藍より青し

OK ACカード 1963年発売 安倍川製紙(現 王子特殊紙) この2〜3年、白よりも白いとか、黒よりも黒いと言う増色が増えている。白い方ではAプランのピュアホワイトより白いスノーホワイトや、タントのN−8より白い究極の白さN−9など。一方、黒い…

雨の夜桜

シャイナー 1991年発売 日清紡 京都は今日も雨、今年は気のせいか雨が多いように思う。雨の夜にわざわざお花見に行ったりはしないが、ライトアップされた桜が雨に濡れているのは案外きれいかもしれない。なんて考えていたらちょうどそんな感じの紙に思い…

ゼリーヨーグルト

OKプレスカラー 1970−2001年 王子製紙 京都を紹介する本に載っていたソワレと言う喫茶店に行ってみた。思ったより小さなお店で中は薄暗く青を基調としたライトとたくさんの絵が飾ってあった。本に載っていたオススメめにゅーの中から、家内はゼリ…

チョコっと羊羹

今朝、NHK「課外授業ようこそ先輩」と言う番組をたまたま見た。いつも見ている「ルソンの壺」を見終わってテレビを消そうと思ったときに「お茶会へようこそ」と文字が目に飛び込んで来た。千宗屋氏が小学生に、かたちに捕らわれることなくお茶を楽しみま…

イノブンの怪

京都のおしゃれな雑貨屋さんイノブン四条本店がリニューアルした。 つい先日、いつだったかなぁ?京都新聞に屋上ガーデニングの写真が載っていた。アレ?イノブンに屋上って有ったっけ?確か店舗は4階まで、5階はスタッフ以外立ち入り禁止、エレベータに「…

桜舞散る

OKミューズキララ 2001年発売 王子製紙(現在は王子特殊紙) 「桜!」と言うとOKフェザーワルツの桜は外せない、桜舞散る感じがなんとも言えず良い、また色合いもふわりとした軽いピンクで桜のイメージピッタリなのだが、OKフェザーワルツはつい先日…

満載の気持ち

トラックGA 1999年発売 日清紡 今日の京都は雨模様、雨と桜のイメージというとユニテックGAの桜(右の写真)だが、あえてはずして今日はトラックGA(下の写真)だ。 トラックGAのトラックってあの荷物を運ぶトラックなの?と思っていたらトラク…

水に映った桜

エスプリカラー 1989年発売 山陽国策パルプ(現 日本製紙) エスプリカラーは片面キャストコートの色物だ。写真光沢と言えば分かりやすいだろうか?おもて面がツルツルピカピカの紙だ。 色物キャストコートはクリスマスの時に紹介したファンタスやLKカ…

お菓子(OKAC)のラムネ

OK ACカード 1963年発売 安倍川製紙(現 王子特殊紙) OKACとローマ字が並べてあると、どこで切ってよいかわからない人もいらっしゃるだろうか?この商品「オーケー、エーシーカード」と読む。 OKは王子製紙、王子特殊紙のトレードマーク、A…

羊の皮を脱ぎ捨てて

羊皮紙 1970年発売 特種製紙 今年の桜の開花は早いようで、京都でも来週あたりには咲き始めるとか。今年も、もうそんな季節なんだと思いながら、桜の紙を紹介していこうと思う。 初日の今日は羊皮紙 白桜だ。羊皮紙は大阪万博の年、1970年発売。発売…

コララインとボタンの魔女

テレビで予告編コマーシャルを見たときから気になっていた「コララインとボタンの魔女」、子供達の試験も終わったのでみんなで見に行くことにした。ところがいざ見に行くとなると、京都での上映館はTOHO二条のみ、しかも夜の9時から1本だけ。あらあら…

光と影の演舞

今年も東山花灯路が始まった。今日まで「花灯籠」だと思っていたら「花灯路」だそうで京都に住んでいながら恥ずかしい話だ。花灯路は東山の五条あたりから三条あたりまで広範囲で行われる。ルミナリエやクリスマスのイルミネーションが光の祭典なのに対して…

白い紳士

ルミネッセンス 2004年発売 特種製紙 ホワイトデーに ちなんで白の紙を紹介してきたが、最終日の今日は究極の白、ルミネッセンスだ。「Luminescence」を辞書でひくと「冷光」と書いてある。ルミネッセンスの名前は「白を極めるとまぶしいぐらいの白さに…

花束にかえて

江戸小染はな 1988年発売 特種製紙 私はカスミソウが好きだ。花束というと他の花の引き立て役と言う感じのカスミソウだが、私はカスミソウだけの花束を送ることが多い。 そんなカスミソウのような紙「江戸小染はな」、この景察手帳への登場は3回目だ。…

デザインのひきだし

「PAPER ARK(かみのはこぶね)」見本帳 をお買い上げ頂いたお客様から、「デザインの引き出しを拝見して」と言うメッセージを頂いたので、メールで連絡させていただいた。お客様からデザインの引き出しブログに載っていたとお聞きして、ブログを拝見…

鉱物的

カラペラピス 2010年発売 特種製紙 ホワイトデーの特集に割って入って申し訳ないが、新製品の紹介を優先したい。 新製品というのはカラペシリーズの新しい仲間「カラペラピス」だ。「ラピス」はラテン語で「石」を表すらしく「鉱物」という意味で使われ…

もう一つの白金

キュリアスメタル 2002年発売 アルジョウィギンス社 キュリアスメタルのホワイトは、色名はプラチナではないが新シェルリンNの新色 プラチナスノーと同じように白と淡い金色がキラリと変わる偏光色だ。 ホワイトデーにちなんで白が印象的な紙として選ん…

ホワイトとスノー

ホワイトとスノー、白と雪、白と純白。「白」と思える色が2種類以上有る商品がたくさん有る。見るからに白の色味が違うものもあれば「こんなに似た白を何故2色作ったのだろう?」と思う商品もある。もし「こんなに似た白」と思ったら、昼間にその紙を持っ…

サマーウォーズDVD

昨年夏に子供と一緒に劇場でみたサマーウォーズ、私の中では昨年見た映画の中でナンバーワンだったので、DVDが出たら買おうと思って心待ちにしていた。1ヶ月ほど前にチェックして、あぁ、まだなんだ、と思っていたのにいつのまにやら発売していてあわて…

キラリと光る魅力

新シェルリンN 1997年発売 東京製紙 昨日からホワイトデーにちなんで白が印象的な紙を紹介しているが、ちょうど新シェルリンNの新色サンプルが手に入ったので今日はそのスノーとプラチナスノーを紹介しよう。 (本当はもっと早くお知らせしたかったの…

踊りだす気持ち

OKフェザーワルツ 1990年 王子製紙(現在は 王子特殊紙) ひな祭りが終わり今度はどんな紙を紹介しようかと考えていたら、そうそうもうすぐホワイトデーだ。そこで白が印象的な紙を紹介していこうと思っているのだが、12月に「雪」特集をやってしま…

絢爛煌桃(ケンランキラモモ)

ケンランキラ 2007年発売 富士共和製紙 いよいよ今日がひな祭り。当日に紹介する紙は、やはりとっておきの桃を選びたいと思っていた。今日はケンランキラのキラモモだ。 ケンランキラは、OKACカードや彩美カード、テンカラーなどと共に色カード紙の代…

桃源郷の紙

ボロ 1991年発売 東海パルプ 京都のお客様で印刷会社さんの社屋の向かい側に、毎年今頃になるとたくさんの木にピンク色の花が咲いていた。その印刷会社さんの社長に「あれは桃の花だヨ」と教えていただいて「なんと幸せな色だことか」と思った覚えがある…