2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鮮やかに渋い新色

ディープマット 2008年発売 富士共和製紙 濃ぃ色で人気のディープマットに新色が6色加わった。従来色は渋い色ばかりだったが新色の内2色は鮮やかに渋い赤=ルージュとオレンジ=バーミリオン。今までの路線とは少し違うけれど全体のバランスは上手く取…

還暦

中学高校の6年間サッカーでお世話になった先生の還暦のお祝いパーティーに参加した。人工芝になった母校のグランド開きを兼ねたこの日、朝からOB戦の「観戦」に出掛けた私なのに、この先生の「お前もOB戦に出ろ」の一言で30年ぶりぐらいでサッカーボ…

シェアシェルフ

スティーブ・ジョブズ 危機を突破する力 スティーブ・ジョブズ 危機を突破する力作者: 竹内一正出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/03/05メディア: 単行本 クリック: 22回この商品を含むブログ (3件) を見るアップルのことやスティーブ・ジョブズ氏…

てまりならんだ封筒

てまり 2011年発売 新発売「てまり」の封筒が仕上がってきた。純白以外の5種類で仕立てた封筒はどれもおめでたい雰囲気だ。意外だったのは「白」、紙単体で見ていたときにはおとなしくて存在感のない...いわゆるハズレだと思っていたのに封筒にする…

表紙・背表紙セット

レザック66 1966年発売 特種製紙(現 特種東海製紙) 契約書や帳票を束ねて保存するのにレザック66で特殊なセットのご注文を頂くことがある。175kgでA/4サイズより少し大きめの表紙用、折りやすい130kgで背表紙用。特殊な組み合わせで…

仕立屋

テーラー 1999年発売 MOLZA テーラーは細くて白い糸のようなものが表面に見える紙で不織布だ。触った感じはよく見かける不織布と違ってシャキッとしていて手触りも紙に近い。比較的扱いやすくて印刷機やインクジェットでもプリントできる数少ない耐…

サテライト会場

2日続けて東京の話だったので今日は同じペーパーショウでも地元京都のネタだ。 京都のサテライト会場は一乗寺 恵文社 のみ。恵文社は結構遠いので頻繁には行けないのだがいつ行っても楽しくて私にとって特別な本屋さんだ。京都のサテライト会場がココ1軒の…

カレンダー

朝から見本帖本店へ行って、青山ブックセンターへ行った時点で「時間が押してる」と昨日のブログに書いたのには理由がある。実は途中で日本橋の三越本店へ寄ったのだ。三越本館1Fでは「デザインタイドTOKYO」と言うタイトルでカレンダー展を開催している。…

ペーパーショウ

竹尾東京ペーパーショウ、今年は震災の影響で半年遅れの開催となった。今回は丸ビルではなく見本帖本店をキーステーションにして、いくつかのサテライト会場と共に展示するという異例の形だ。見本帖本店には78人の著名な方が選んだ本とその思い入れが書かれ…

リセット

雑誌の、本のコーナーに時を越えるラブストーリーと書いてあったので大いに期待して買ってみた。結末は間違いなく素敵だし後味も良い。でも、そこにたどり着くまでの前半2/3くらいは少々退屈だった。リセット (新潮文庫)作者: 北村薫出版社/メーカー: 新…

ing

アングルカラー 1953年発売 特種製紙(現 特種東海製紙) 仕事上商品名を略して書くことがある。メモに書くときは自分流なので人によって略し方が違ったり、なんで?と思うものがあったりもする。例えばOKミューズコットンは「mc」、レザック66は…

デジャヴ

てまり 2011年発売 山伝製紙 行ったことも無い土地で「前に来たような気がする」とか、初対面の人に「どこかで逢ったような」と思うことがある、いわゆるデジャヴ(既視感)。私の場合は夢で見た場所と現実が重なることが時々ある。紙でも同じような体験…

今一度光を!

アンドレ 1988年発売 特種製紙(現 特種東海製紙) アンドレと聞いて一番に思い浮ぶのがベルサイユのばらのアンドレ・グランディエ、でも残念ながらまだ読んでない。 紙のアンドレはベルバラとは関係なく、細切れの糸くずのようなものをブレンドしたタン…

予想以上

ヴィンテージゴールド 2011年発売 ダイニック 両更クラフト(茶色の包装紙)の片面に金のパール加工を施したテクスチャペーパー、ヴィンテージゴールド。発売当初から予想以上の反響で「薄物が早くできれば良いのに」と思っていたら予想以上の早さで63…

3人寄れば

ルフィーラ 2005年発売 王子特殊紙 細い細い毛糸の糸くずのようなものを抄込んだルフィーラ(rufiela)、フランス語のFil(糸)から命名されたそうだ。rufielaをそのまま辞書でひいても出てこないので造語のようだ。 ルフィーラが発売になったとき「…

カリグラフィー

お客様からカリグラフィーの展示会の案内を頂いた。 ちょうど大阪へ行く用があったので夫婦で出向いた。場所は阪急梅田駅近くのGALLERY4匹の猫。大きくはないが落ち着いた良い雰囲気だった。 私自身カリグラフィーがどう言うものかは知ってはいるも…

プリズム

真っ白なNTほそおりGAスノーホワイトのカバーにホログラム箔押の印象的な装丁でジャケ買いしたこの本。多重人格者を好きになってしまうという奇異な恋愛小説。人を好きになっていく時の細かな心理描写が、読んでいてもワクワクドキドキして楽しかった。…

回転

GAさざなみ 2011年発売 日清紡 京都では久しぶりに雨だ、せっかくの週末なのに明日も雨のようだ。 雨と言うと一番に思い浮ぶのはGAしずく、その他にユニテックGAやバガスライン、を今までに紹介してきた。他に何かと考えていたら思いついた紙が有…

タッチ(touch)

ヴィベールP 1976年発売 ドイツ 絨毯のような紙ヴィベールP、ポリエチレンを特殊な加工技術で紙に付着させたものではっきりいって高い。でもこの風変わりな紙をたくさんの人に見ていただきたいと思って、ならんだminiをリリースした。 何に使うか…

どこがちがうの?

新バフン紙 1991年発売 新富士製紙(現 王子特殊紙) 「新バフン紙で、しらかべvsゆげ、とりのこvsきなり は色が良く似ているのですがどう違うのですか?」と言う問合せを頂いた。 そう、確かに良く似た色だ。では何が違うのだろう? 新バフン紙は元々、…

ぐっとひびきわたる

ぐびき 1992年発売 日清紡 和紙の世界では貝殻を焼いて粉末にしたものと顔料や染料を膠(にかわ)で溶いて紙に塗る「具引き」加工があったようだ。洋紙の「ぐびき」はNTラシャのような色紙に同色の顔料のようなものを片面に塗布した紙だ。13色の内、…

こいわすれ

本屋さんで平積みしていた本「こいわすれ」。今まで秀吉や信長に代表されるような歴史小説や伝記は読んだことがあるが時代小説ははじめてだ。ちょうど良い機会だと思って買ってきた。 町名主の跡取り息子 麻之助とその友人が、周辺で起こる問題を解決してい…

クリエイティブエキスポ

「本の種を植える」と言うクリエイティブエキスポを見に大阪梅田のブリーゼブリーゼへ行って来た。建物全体のあちこちに点々と展示物があってのんびりぶらぶらするには良いけれど、紙好きの人には少々物足りないかもしれない、大阪駅周辺に用事がある方は行…

とある飛空士への追憶

とある飛空士への追憶 以前読んだマンガ、どこかで見たアニメ、そんなストーリー展開と映像。可も無く不可も無くと言う感じ。 でも、空を見て「あぁ!いつか見た懐かしい空」とか「きれいな雲だなぁ!」と思える人には是非。 私のように。

アップルはどんな色?

ファーストヴィンテージ 2006年発売 特種製紙(現 特種東海製紙) アップルというと何色を想像するだろう?青林檎?それとも赤いリンゴ?私が思い浮かべたのは赤の方だ。紙の色名でアップルがつくものを探してみたら、シャレード アップルとファーストヴ…

らくがき

GAえんぶ 2011年発売 日清紡 私が子供の頃は駄菓子屋さんに「ろうせき」が売っていた。ロウソクのように手触りがぬるっとした白い石でアスファルトの道路に落書きしたりしていた。最近は「ろうせき」を売っていたような駄菓子屋さんもほとんど無くなり…

超新星

羊皮紙 1970年発売 特種東海製紙 昨日ニュースで見た日本も参画する国際共同プロジェクト、南米チリにあるアルマ望遠鏡がとらえたアンテナ銀河の写真がちょうどこんな感じだろうか?濃ぃ赤のもやもや模様の羊皮紙 紅。羊皮紙という商品名ながらここまで…

イメージがある

ぬのがみ 1980年発売 日清紡 アカネはんなりコレクションはどんなイメージがあるだろう? 今回はできるだけ和風の赤で、紙の雰囲気も和風のものを多めにセレクトしている。その中でも新だん紙に格子柄をエンボスしたぬのがみは、和に和を掛け合せた純和…

紅殻格子

新利休 1986年発売 新富士製紙(現 王子特殊紙) アカネはんなりコレクションに入っている新利休 べんがら。漢字では「紅殻」又は「弁柄」。当然「べんがら」は日本語だと思っていたらオランダ語だそうだ。インドのベンガル地方で産出された赤色の顔料な…

紙兎ロペ

TOHOの映画館に行くとチョットした楽しみがある。映画の予告編と別に「前座」があることだ。なんだかくだらないアニメでそのくだらなさがチョット良い。ここでしか観れないのでいつも楽しみにしている。それなに今回の「はやぶさ/HAYABUSA」にはそのく…