2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

あじさい

パンドラの箱にご協力いただいたお客様から「早速使ってみました *^-^*ノ」と掲示板に書込みを頂いた。リンクを開いてみると切り絵のあじさいだ。ココに描かれているあじさいはピンク色だが、紙のアジサイ色は青系が多い。でもアジサイを漢字にすると「紫陽…

ペナルティ

古い友人と仲違いした。彼が約束を守らなかったから...と言うより約束自体を忘れていたので私が一方的に怒っていたのだ。そんなある日、彼が要職につくというので仲間数人でお祝いすることになった。もちろん私は欠席、の つもりだったのだが仲間に「対決せ…

あした死ぬかもよ?

今は読む本がたまっているので本屋さんは避けて通っていたのだが、何度が行ったことがある本屋さんがリニューアルしていたので できごころで入ってしまった。ぶらっとパトロールして見つけた平積みの本に印象的なタイトル「あした死ぬかもよ? 」パラパラ読ん…

緑の百年物語

紙は木が無いと作れません。だから私たち紙に携わる(たずさわる)者は皆、木や森に対して特別な思いを持っています。仕事上直接「木」と触れる製紙メーカーは植林事業をしているし広大な土地に社有林も保有しています。しかし紙を販売する立場だと木や森の…

赤い月

今朝久しぶりに赤い月を見た。御存知の方は少ないかもしれないけれど、月も太陽と同様に登りはじめと沈みかけの時は夕焼けのように赤くなる。ただ、もともとがおぼろげな輝きなので、赤くなった時はゾクっとするような神秘的な色になる。例えて言うならファ…

うぐいす

もう10年以上前の話だ。 印刷会社さんから ケンラン 鴬のご注文を頂いた。商品を納品して数日後、お客様から色が違うとの連絡を頂いたので見本帳を持って伺った。印刷済の商品と見本帳と合わせてみると確かにケンラン 鴬だ。お客様にも見ていただいて商品…

あさぎ

普通に生活していて紙以外に「浅黄」と言うことばに触れる機会は少ないように思う。他では着物の色だろうか?生れたときからウチは紙屋だったので紀州色上質の浅黄は子供の頃から身近にあった。そんなわけで何の抵抗もなく「浅黄」はこんな色だと思っている…

共存

商標の登録をすると他の同じ名前の商品は排除してしまうのかと言うと必ずしもそうではない。例えば渋い色が人気の厚紙「ディープマット」、ディープマットは2007年に平和紙業株式会社が登録している商標だ。でも五條製紙のマットアート紙に同じディープ…

雪の本質

先週末の寒〜い駄洒落のせいだろうか?季節が逆戻りしたような寒さで仙台ではこの時期としては66年ぶりの雪だとか。そんなわけで今日も雪の紙、「スノーエッセンスCoCキラ」だ。 見ていただいて分かる通り商品名は長い。「スノー」はもちろん雪、「エッ…

スヌーピー×日本の匠展

せっかく東京へ来たので松屋銀座の「スヌーピー×日本の匠展」へも行った。そこのグッズ販売所で目ざとく見つけた限定商品のおりがみ。この色はもしや!!と思ったら大当たりビオトープGA-FSだ。スヌーピーが印刷されている5色x2枚の紙はいずれもビオト…

ベラドンナ・アート展

お客様が東京都美術館のベラドンナ・アート展に出展されるというので、東京に居る長女と一緒に行こうと計画していた。なのに長女は突然の出張。でももう行く気になっていたので夫婦で東京へ出かけた。 「4/20は私自身も美術館へいる予定」とおっしゃっていた…

セツゲン!!

スノーフィールドの商品説明を読んでみると「雪原のように雄大な白さと輝きを持たせました」とある。説明文そのまんま、スノーフィールドは高白色の片面パール加工紙だ。パール加工紙なのでもちろんセールスポイントは表のパール面だけれど、裏側の白さに妙…

巨人が動く

ガリバー旅行記のガリバーは小人の国へ行ったり巨人の国へ行ったり空飛ぶ島へ行ったり色々な所を放浪するのに、ガリバーというと何故か小人の国で相対的に巨人に見えるガリバーが紐でくくりつけられている図が思い浮ぶ。同じようなことを考える人が多いため…

素敵な黒

商品名に色名が入っている紙、今回は新製品の黒気包紙だ。 気包紙が「気持ちを包む紙」だとすると、黒気包紙は?...「黒い−−−」から考えると悪代官みたいになっちゃうので、ここはスッキリ「気持ちを包む紙=気包紙の黒」と言う風に考えていただければと…

ハイォー!オパール

オパールを書こうと思ったときから頭の中では「リボンの騎士」の曲が流れ出す。オパールと聞いて私が思い浮かべるのはサファイア王子(王女)の愛馬だ。そうだ!宝石のサファイアは青だけれどオパールは何色だろう?(馬は白だったけれど)と思って画像検索…

グレイス・スリックの肖像

エスプリグレイス。グレイスというとすぐにひらめくのがユーミンの♪グレイス・スリックの肖像♪、アメリカのシンガーソングライターだそうだが、グレイス・スリックを知らない私にはなんだか悲しげな歌としか印象にない。 さて本題のエスプリグレイス、「エス…

ホンヤクコンニャク

英語のメールを頂いた。紙名手配の初期の頃は英語のメールも全部読んでいたのだが、最近は迷惑メールが多すぎてそうもいかず英語のメールに目がとまることは少ない。今回はタイトルが紙の名前で日本語だったので開けてみたら英語のお問い合わせだったのだ。…

映画「舟を編む」

昨年の本屋大賞だった「舟を編む」。うかつなことに映画化の話も全く知らず、ニュースサイトで封切りの記事を見てあわてて家内を誘って映画館へ飛んでいった。お話は、ある出版社で国語辞典を新たに作るという単純なもの。はでなアクションも無くどきどきハ…

モテモテ

ハーレムブラックは黒1色の商品で包装紙だ。ニューヨーク市のマンハッタン区北部、アフリカ系アメリカ人の文化とビジネスの中心地ハーレムに因んだ名前だろうか?、ダンスや陸上競技などで大活躍する黒人選手ように、腰の強い、ハリのある包装紙。微妙にツ…

何者?!

「襖の影に隠れておるのは何者じゃ?!」 「人呼んで『しろもの』たぁ俺のこったぁ!!」 みたいなぁ、「OKミューズしろもの」は、まさしく白の紙。標準的な白の「ホワイト」、高白色の「ホワイトS」、それからナイーブな白の「ホワイトN」、3色ともホ…

玉虫色

キュリアスIRのキュリアスはシリーズ名で「不思議な」と言う意味。IRはイリディセント(iridescent)を省略したもので「玉虫色」のことだ。政治関係のニュースで「玉虫色の決着」と言う使い方をしたりするが「見方によってはどうとでも受け取れるような…

紙で発信

友人や知人が新聞に載ると嬉しいものだ(もちろん良いニュースで)。同じように知っているお店が新聞に載るとやっぱり嬉しい、同じ紙を売るお店なら尚のことだ。なんの話かと言えば昨日の夕刊、つい先日も紹介した紙ひろばさんが昨日(4月8日)の京都新聞…

黒より黒し

現在のミニサンプルでも、1984年版のものでもエキストラブラックはNTラシャに寄り添うように同じ見本帳に入っている。でも、NTラシャのエキストラブラック色ではなく「エキストラブラック」と言う独立した商品だ。エキストラは「余分な」とか「特別…

お礼状

カード屋 青ポット様からお礼状を頂いた。これを何と呼ぶのか分からないけれど「メッセージカードケース」「メッセージカードカバー」?色々な紙を使った見開きのカバーにポケットがついていてそこにメッセージが納めてあった。紙を大切にして頂いてるのが伝…

登録商標

誰でも聞いたことがある「登録商標」。厳めしい四文字の漢字。お土産などには「登録商標OO餅」などと書いてあるものもあるし、「windows®」のように○の中にRと書いてあるマークは良く御存知のことと思う。難しい説明は省いて簡単に言うと「お客様が混乱し…

真珠の肌

「たまには廃品になった商品の紹介もしてほしい」とご要望を頂いた。それで引っ張り出してきたのがパールカラーの見本帳。見本帳を開くと紙の特徴が書いてある。 ・真珠の肌・真珠の光沢! ・しなやかで しっとりした感触! ・すぐれた印刷効果! ・洗練され…

切り札

OK ACカードは何度も登場しているのにOK AWカードは初登場!AWカードには申し訳けなかった。さて名称の意味、「A」は発売当時の製紙メーカー安倍川製紙のイニシャル「W」はもちろんホワイト、「安倍川ホワイトカード」だ。発売時には色物のAC…

白桃色

ホワイトピーチケントはピーチケントの白いヴァージョンとして生れたケントで、白桃の色と言うわけではない。元になったピーチケントのピーチは製紙メーカーの日清紡ペーパープロダクツが以前「三ツ桃印」と言う桃を3つ並べたマークを使っていたことからつ…

インキの光沢

先週末キャストコートの話をしていたので付け加えてちょっと一言。(主に印刷会社さんへ) ミラーコートやエスプリはピカピカ光っているのが特徴の紙だ。でも印刷するとインキの載った部分の光沢が失われる。意外にご存じ無い方が多いのだが、これはインキが…

桜パンドラ

パンドラは通常夏と冬の2回なのだが春爛漫のウキウキ気分にノせられて突然決定した「桜パンドラ」(ピンク色の紙ばかりが入って入訳ではないので念の為)5月の大型連休に向けて何かの創作活動のお役に立てればと思っています。準備が整わないまま走り出し…