満載の気持ち

ユニテックGA 桜

トラックGA 1999年発売 日清紡
今日の京都は雨模様、雨と桜のイメージというとユニテックGAの桜(右の写真)だが、あえてはずして今日はトラックGA(下の写真)だ。
トラックGAのトラックってあの荷物を運ぶトラックなの?と思っていたらトラクターの轍(わだち)のパターンだそうだ。ライン柄の紙は多いがこのような幅広のライン柄は少ない。また、ほとんどの紙は細い線が凹んでいるのに対してトラックGAは細い線が凸んでいる...エンボス(型押し)なので太い部分が凹んでいると言うべきか?いずれにしてもちょっと変り種のライン柄だ。
このトラックGA、単なるライン柄なのに、しかも商品名もカタカナとローマ字なのに和風な印象を持つのは何故だろう?そう思ってトラックGAをじっと見ていたらラインに強弱が有るのに気がついた。線がゆがんでいるのか?あるいは太さが均一ではないのか?と思ってルーペで覗いて見たがまっすぐで太さも同じだ。どうも高さが違うようだ。意識的にこうしているのか、細い線が凸らんでいるので擦れてしまうのかわからないが、この微妙な高さの強弱が独特の暖かみを生み出すようだ。
繊細な線と力強い轍を持つトラックGAは、デリケートな感情とあふれる気持ちを暖かく包み込んで運んでくれることだろう。