2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

魅惑の金色

色名の中には素敵な名前がたくさんある。和風のもの、英語、その他の外来語、造語、色名だけを見ていてもあきないくらいだ。今日はそんな素敵な色名の一つパールゴールド。このパールゴールドはNTパイルだけに使われている色名だ。色名の通り真珠の輝きに…

ザクZaku

お正月には少々遅れてしまったが、景気良く金銀ザクZakuコレクション!のリリースだ。たかが紙でしょ!とあなどるなかれ、紙でもこれだけ金銀がそろうと壮観だ。しかも紙名手配スタッフが吟味を重ねた選りすぐりの金銀だけに色の違い風合の違いを楽しん…

きずき

むらざとに「きずき」と言う色がある、なに?この色?と言う色は漢字で書くと分かりやすい「生漉き」と書く。見本帳でみると「きずき(自然色)」と書いてあるとおり、そのまんま漉いた自然な色、他の商品だとナチュラルと表現される色だ。むらざとはもう1…

モス

ヴィンテージゴールドにモスと言う色が有る。モスと聞いて私が思い浮かべたのはモスバーガー、だから緑?いやしかしモスバーガーは元々赤白だ。モスを英和辞典で調べると普通に「苔」と言う意味だった。ヴィンテージゴールは全部で4色、苔の生えるような...…

バラのコサージュ

先週「佐藤ローズ」で紹介させていただいたMHさんの知人からメールを頂いた。生まれつき視覚障害の女性MYさんがスタードリーム ルビーで作成された五角形のコサージュはまたすばらしく綺麗だ。「次はどんな色が良いでしょう?」と問い掛けを頂いたが、や…

ほたるの湯

2週間前の景察手帳に十二坊温泉へ行ったことを書いたら、そこまで行くんだったらと知人に紹介していただいたのがこの「ほたるの湯」。子供達のアルバイトが終わるのを待って3時頃から出かけた。高速に乗っていくと京都から1時間もかからないのでこんな時…

困った色名

キャメルとキャラメルは間違いやすくても大きな問題は無いと昨日書いた。それはキャメルとキャラメルが一つの商品に入ってないからだ。でもこれと似た例で少し違う物が有る。「ヨモギ」と「もえぎ」は、妙に混同しやすくどちらも守備範囲が同じ緑系と言うと…

一文字違いで

私の知らない紙もあるのでとりあえず紙名手配に載っているものに限定するなら、「キャラメル」と言う色を持つ商品はメガだけだ。もし、他にアレとかコレとか有るでしょ!と思っていらっしゃるとするとそれは恐らくキャメル(らくだ)の間違いだ。でも色的に…

新橋

私が初めて「新橋」と言う色に触れたのは玉しき(現在の玉しきみずたま)だ。当時は新橋と言う橋がこんな色なのだと思っていたのだが調べてみると違っていた。「明治末から大正期に新橋の芸者から流行した色」だそうだ。京都の京阪伏見稲荷駅やJR稲荷駅は…

2つのボタン

レザック66の「ボタン」が以前は全然違う色だったのをご存じだろうか?今の「ボタン」はワインレッドのような色だが、以前のボタンは綺麗な濃いピンク色だった。こう言う綺麗な、特に濃いピンク色は紙単体で見る分にには良いのだが、実際にはどうも使いに…

黒ぅ

新・星物語の黒い色は「黒」ではなく「クロウ」だ。じゃぁ白はシロウかというとそうではなく「パウダー」。だいたい 黒ぅ とか 白ぅ とか 赤ぁ とかではなくcrow=カラスのこと、それが黒を表すというのも妙におもしろい。 プロフィール 商品名:新・星…

佐藤ローズ

この紙で佐藤ローズを折ります、と電話でご注文いただいた。気持ちに余裕があるときは「佐藤ローズ」はいったいどんなものなのか?とすぐに調べるのだがこの時はそのまま忘れてしまっていた。数日後、購入した紙で佐藤ローズを折りました、とメールを頂いた…

偶然

得意先印刷会社さんから写真付メールを頂いた。お子様が古い見本帳を使ってお礼状を自作しているときに私のブログを思い出してくださったそうで、お子様に景察手帳を紹介しようと思ってノートパソコンで一緒に見ていると、そこに映っていたのがちょうど今切…

私が「墨」と言う色の紙を初めて見たのはレザック80ツムギだった。黒でもなくグレーでもない、いかにも日本人的な微妙な色使い。そんなにドンドン売れる色ではないけれどレザック80ツムギ で代表的な色を1色選べと言われたら迷わず「墨」と答える。 プ…

白のエキスパート

モデラトーンGAは白ばかり6色で発売された。「おだかや」と言う意味のモデラトーンはマーメイドの凹凸をもう少しおとなしくした風合、色も白ばかりで穏やかな商品だ。価格的にリーズナブルなこともあって人気の商品だったので一時は色物も大量に投入され…

白という色

レザック66で「白」というともちろんレザック66の白だ。しかしこれが色上質だと少々様子が違ってくる。お客様の中には色上質のご注文を「上質の...」と言う方がいらっしゃる。こう言う人から「上質の特厚で白と桃」とご注文を頂くと「この白は色上質…

究極の白

タントは色数が多いからと言って色名をつけるのを放棄してしまったのではない。すべての色は「N」を中心にしてL [Light=軽い色]や H [Heavy=濃い色]などキチンと系統立てて作られている。この記号と数字を順々に並べていくとグラデーションになった色の…

カッコイイおとな

新成人の方へおめでとうございます。 二十歳に成った人たちへ贈る言葉と言うより私が普段思っていることは「カッコイイおとなでありたい」と言うこと。子供達(自分の子供でなくても)に、仕事が辛いとか、疲れたとか、おとなは大変なんだとか言うことは聞か…

日帰り旅行

家内の誕生日が近いので滋賀県へ日帰り旅行に出かけた。京都から滋賀はすぐそこ、1時間もかからず目的地十二坊温泉についた。小旅行とか言いながら目的地が温泉というのは我ながら年取ったなぁと言う感じだ。温泉でのんびりした後は狸の焼き物でも見ようと…

触図

盲学校の補助教材を作っている方からご注文を頂いた。視覚障害者が触ってわかるカードを「触図」と言うのだそうだ。 以下送っていただいた説明をそのまま引用します。 全盲の学生と、弱視の学生が一緒に勉強できるよう、A3の板目紙に紙を貼って図を作り、文…

漆黒

何かの印象というのは人それぞれ、色名の印象ももちろん人によって違うとは思う。私の場合、明るい色は日本語よりも英語の方が明るく感じる。例えば「雪白」「特白」よりは「スノーホワイト」「スーパーホワイト」の方が高白色な印象だ。逆に濃い色は日本語…

白黒

イタリア語でビアンコが白でネロが黒、色名をそのまま並べて商品名にしてしまったビアンコネロ。NTラシャでこんなことをしたら「藍青鼠青緑赤赤茶浅黄浅緑アザミアンズ淡青淡浅黄淡クリーム淡鼠淡ハナダ...」ほとんど 寿限無(じゅげむ)状態だ。いやい…

いちご色とさんご色

私が新人研修の頃のことだ。私の同期の友人が電話で受注して「...ハイ!メイリージのいちご色とさんご色ですネ」と答えていた。 メイリージはダンボールでできたクッション封筒で、茶色と言うのかダンボールそのままの色だ。大きさは3種類あって(当時は…

色名なし

今年は色に焦点をあてて紙を紹介していこうと思っている。初日の今日は色名の無い商品だ。 白1色の商品で「白」や「ホワイト」と色名のついている商品もあるが、色名の無い方が多数派だ。白1色の商品も売れ行き好調だと少しキナリのモノや高白色ヴァージョ…

八重の桜

楽しみにしていた「八重の桜」第一回。今の所、山本覚馬が主人公のような感じで物語が進んでいて、覚馬ファンの私としては嬉しい走り出しだ。映像は平清盛の時に比べて明るくなったのかどうなのか分からないけど、今年は途中でコケることなくがんばって欲し…

古見本帳

十数年前、今よりずっと景気が良かった頃、見本帳の内容が頻繁に変わったり見本帳セット自体がリニューアルした時期があった。得意先の印刷会社さんからは抜けている見本帳の補填と共に見本帳棚の整理に来て欲しいとよく言われた。見本帳棚の整理は結構時間…

本の装丁

どこかで出逢った本に使われている紙を「素敵だな」と思ってもほとんどの場合その紙が何かわからないと思うし、そんなことはすぐに忘れてしまう。気になって調べるのは紙屋かデザイン・印刷に携わる人のそれも一部でしかない。しかし、その本のどこかに紙の…

迷惑メール

紙名手配のwebサイトにメールアドレスを載せていることもあって、毎日山のように迷惑メールが届く。迷惑メールかどうかはメールソフトがある程度判別してくれるのだが、それでも機械まかせというわけにはいかないので再度チェックする。チェックの際タイ…

歌うように

こんな気分の時はこの曲と言うものがないだろうか?例えばごきげんな晴天の朝、渋滞無く車で走っているとき、あるいはどうしようもなく落ち込んだとき、「よし!」頑張ろうと思うとき。人それぞれ、思わず口ずさむ歌や聞きたい曲があると思う。その延長上に…

お雑煮

京都では、と言うより我が家ではと言うべきか?元旦の朝は白味噌に かしらいも のお雑煮だ。その日のお雑煮は男がすることになっていて私と父で作る。といっても下準備は前日に母と家内がしてくれているのでカタチだけなのだが慣れない手つきで包丁を握る。 …