2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ベルネ軍団

NKベルネ 1983−2002年 日本加工製紙 NKは製紙メーカー日本加工製紙のイニシャル、ベルネは...う〜ん?なんだろう?とにかく、ニューベルネとパルルックVの元になった商品だ。 当時はこんな感じのパール加工紙で色物というものが他になくて、…

帰ってきたエスティム

エスティムNS 2010年発売 北越紀州製紙 昨年廃品となったエスティム、ふわっとグロスの中では低価格で高白色と言うことで人気の商品だったが、メーカーの事情で突然廃品となって大変残念に思っていた。 そのエスティムが帰ってきた。商品名はエスティ…

ピースサイン

パルルックV 2003年発売 東京製紙 パルルックの色物がパルルックVなのだが、「V」の意味を知っている人は結構少ないのでチョット自慢できるかもしれない。これはベルネの「V」なのだ。 2002年以前にはNKベルネと言う人気の商品があったのだが…

拍手を!

パルルック 1978年発売 東京製紙 ルックシリーズの草分けというとパルルックだ。もちろんミラルック、メタルック同様「真珠のような」と言う意味のネイミングだ。パルルックはパール加工紙としては大所帯で厚さは73kg〜270kgの7連量。色はホワ…

メタルの重み

メタルック 2003年発売 東京製紙 ミラルックが「鏡のような」と言うことであれば当然メタルックは「金属のような」だ。色はシルバーとゴールドの2色。金属と言うだけあってシルバーはアルミホイルの裏面のような感じ、ゴールドは何と言ったら良いだろう…

狙い撃ち

ミラルック 2010年発売 東京製紙 パルルック、シェルルック、メタルック、どれも東京製紙の商品だ。新発売のミラルックも東京製紙。ネイミングも商品自体も東京製紙らしいキラッとした輝きがある。 メーカー商品説明には『「miralook」は、紙の表面がま…

パンドラの箱出荷開始

「ザックリひとまとめに包んで」と宣言していたパンドラの箱だったが、「商品名をわかるようにして欲しい」と言うご要望があまりに多かったので、ラベルをつけることになった。 っと言うこともあり、作業的にはかなり遅れて第一陣の出荷間に合うだろうか?と…

復活を願う

OKミューズリンターカラー 1993−1997年 王子製紙 22日紹介したOKミューズリンターが廃品になるのではないかと心配したのは、後から発売になったこのOKミューズリンターカラーが早々と廃品になってしまったからだ。ふんわりとした風合とチョ…

わがまま

ハーフエア 2007年発売 王子特殊紙 ハーフエアは景察手帳に3度目の登場だが、活版と相性の良い紙となると外すわけにはいかない。しかもハーフエアには昨日のOKミューズリンターに加えて欲しいと言ったねずみ色(色名はアッシュ)が有る。 以前にも書…

♪リンタリンター♪

OKミューズリンター 1989年発売 王子製紙(現在は 王子特殊紙) OKミューズリンターを活版用にドンドンご注文頂いているかと言うと実はそうでもないのだが、この紙に活版で印刷すると、これもまた良い雰囲気になるのだ。やはりこう言うふんわり感の…

一目惚れ

アラベール 1989年発売 日清紡 紙名手配で活版の方から御註文いただく中で、比較的人気の紙にアラベールがある。凸版・活版特集のデザインのひきだしにも載っているし、比較的メジャーな紙...と言うよりテクスチャペーパーの中でホワイトラフを代表す…

しまった!

羊毛紙 2001年発売 特種東海製紙 モヤモヤした柄の羊皮紙(紙素材の)を御存知の方は多いようだが、羊毛紙を知っているとチョット自慢できるかもしれない。 見た感じは不織布、フェルトのような感じだが、触ってみると確かに「紙!」で腰がある。紙とし…

朝ラン♪

以前も書いたかもしれないが、週に一度夫婦で9kmのランニングをする。意外に土日が両方とも雨と言うことはなく、お正月も含めて走れない週は年に1回程度。まぁしかし、このところとても暑くて、昼間に走るのはちょっと無理...と言うより危険だ。学生…

凸版活版

失礼ながら「デザインのひきだし」を毎回きっちり買っているわけではない、でも時々気になって見てみるとおもしろい記事が載っている。今回は凸版活版。 このところ、新局紙とか波光とか活版で印刷した時に良い雰囲気になる紙を取り上げているのは実はこの本…

借りぐらしのアリエッティ

家族で「借りぐらしのアリエッティ」を観てきた。なんとなくジブリとハリーポッターは家族みんなで観ることになっていて私としては楽しい時間だ。 さて、「借りぐらしのアリエッティ」。ストーリーは最近のジブリ作品の中では一番わかりやすくてスッキリして…

ただの白い紙

波光 1967年発売 特種製紙(現 特種東海製紙) 昨日のエスティパースさんからのもう一つの写真は「洋館風住宅」。こちらは「波光を使用した」とコメントがついていた。 波光は、一見ただの白の紙だ。よく見ても、まぁただの白い紙。はずかしながら最近に…

紙わざ

紙名手配に写真付きのメールが送られて来た。 写真を見てこれはスゴイと思った。この大きさのものを紙で作るのは切るのも貼るのも並大抵ではない。と思っていたら「レーザーでカットしているので、正確に細かく作ることができます。」というコメントがついて…

知るも知らぬもパンドラの箱

「開けてはいけない」と言われると開けたくなる。「振り向いてはいけないと言われると振り向きたくなる」人の性(サガ)というか、まぁ"おやくそく"のパターンだ。ギリシャ神話でゼウスの思惑通りに「開けてはいけない」箱を開けてしまったパンドラ、箱の中…

モヤモヤに惚れ惚れ

新局紙 1962年発売 特種製紙(現 特種東海製紙) 私が自分の名刺に初めて選んだ紙は新局紙だ。 一見普通の白い紙だが、よく見ると紙の地合いがモヤモヤしていて良い味を出している。今なら恐らく活版で印刷しただろうが当時はそこまで思いつかなかった。…

雨上がり

彩雲 1969年発売 特種製紙(現 特種東海製紙) 今日の京都は雨が降ったりやんだり、3時頃から晴れ間が広がってきた。 そんな夕暮れにピッタリの紙がある。「彩雲」だ。 彩雲は昨日紹介したフロッケンから生まれた紙だ。「フロッケンの色を一色でなしに…

恩返し

フロッケン 1960−2004年 特種製紙(現 特種東海製紙) 雨模様の空を見ていたら思い出した紙がある。フロッケンだ。この名前の商品がなくなって6年、でもまだ覚えていらっしゃる方もまだ多いだろう?! 廃品と書かなかったのは、この紙はまだ生きて…

パンドラ祭

昨年の年末、パンドラの箱という名前で福箱を販売した。 大変好評で「B/5だけでなくA/4も」と言う声をたくさん頂いたので只今検討中だ。詳細はあらためてお知らせするが、来週中にはご注文を受け付けたいと考えている。

ゲリラしずく

GAしずく 2010年 日清紡ペーパープロダクツ 雨まっただ中のこの季節、京都では昔から祇園祭(7月17日)の頃に梅雨明けというのであと一週間程度で夏がやって来る。仕事柄 雨はあまり有難くないのだが、個人的には雨は嫌いではない。同じような人が…

織姫の恋文

レザック96オリヒメ 1996年発売 特種製紙(現 特種東海製紙) 現時点でレザックの称号を持つ最も新しい商品レザック96オリヒメ、と言ってもすでに14年、その後「レザック」が無いというのは日本のテクスチャペーパーを代表する「レザック」の名を…

お出かけペーパーボイス

お盆休み明けの8月18,19日のことだから、まだ1ケ月以上も先のことだが平和紙業の展示会が京都で開催される。場所は京都文化博物館、詳しいことは開催日が近くなったらあらためてお知らせするが、結構大きなスペースを使った展示会のようだ。 紙の展示…

富士は不死なり

ふじ 1979年発売 新富士製紙(現 王子特殊紙) 「メガ」の時に2音の商品は?というクイズの答えにもあった「ふじ」。こう言うひらがなで二文字の商品はインターネットで検索してもHitしにくい。発売が30年も前なのでもちろんそんなことは想定外だ…

洒落やど!

シャレード 1990年発売 東海パルプ(現 特種東海製紙) はじめて出逢った時から「この紙の名前の由来はなんだろう?」とか「うわぁ!!このネイミングはおもしろい!!」と思う紙もあるが、こうやってブログを書くときにしか名前の由来を考えたり調べた…

時計仕掛けのオレンジ

安かったのでつい手に取ったDVD「時計仕掛けのオレンジ」。2001年宇宙の旅 で有名なスタンリー・キューブリックの1971年の作品で、学生の時にリバイバルを2度見た。 印象的な作品なので子供に見せたくて、今年大学生になった次女と一緒に見た。私が以前…

akiba:F

東京へ行く機会があったので、念願の(?)akiba:Fで献血をしてきた。東京の人でも案外知らない人が多いようで、私がわざわざ東京で献血すると聞いて「看護婦さんがメイド服なのか?」とかいろいろ聞かれたがテキトーにあしらって、いざ献血。 昨年で…

受け継がれる思い

玉しきみずたま 1969年発売 特種製紙(現 特種東海製紙) 「玉しき みずたま」は以前にも取り上げたが、おもしろい資料を見つけたので再び登場だ。 「玉しき みずたま」旧姓「玉敷」。玉しきシリーズ「玉しきあられ」「玉しききっか」「玉しきさしこ」と…