光と影の演舞

今年も東山花灯路が始まった。今日まで「花灯籠」だと思っていたら「花灯路」だそうで京都に住んでいながら恥ずかしい話だ。花灯路東山の五条あたりから三条あたりまで広範囲で行われる。ルミナリエやクリスマスのイルミネーションが光の祭典なのに対して、花灯路は光と影の演舞だ。足元から照らし出される薄暗い明りが独特の情緒をかもしだす。消すわけにはいかないのだろうが普通の街灯が邪魔なぐらいだ。
今年は芸大生の長女の作品が展示されるとあって家族みんなで主に円山公園を散策してきた。生け花の展示や学生の踊りなど、個人的には最近気持ちが「和」に傾いているのでその雰囲気にゆっくり浸れた。
展示する側の苦労話も聞きながら、光と、陰の演出を満喫した夜だった。