一目惚れ

アラベール スノーホワイト

アラベール 1989年発売 日清紡
紙名手配で活版の方から御註文いただく中で、比較的人気の紙にアラベールがある。凸版・活版特集のデザインのひきだしにも載っているし、比較的メジャーな紙...と言うよりテクスチャペーパーの中でホワイトラフを代表する紙だ。
アラベールの名前の由来を調べてみた。私の予想では「アラカルト」のアラと「布」を表す「ヴェール」から、「色々な顔を持つ布のようなフンワリした紙」と言う感じかと思ったら大ハズレ!!
フランスの物語の登場人物に「アベラール」という人か居るらしい。その「アベラール」の「べ」と「ラ」をひっくり返したのだそうだ。なぜその物語のアベラールなのか?という説明はなく、なぜ音をひっくり返したののかもハッキリした理由はなく、ゴロが良いからとのことだった。まぁ「アラベール」は覚えやすく印象の良い名前なのでそれ以上深く考えない方が良いかも。
活版での用途は主に名刺やDMだが、冊子の表紙にも本文にも使える、なかなかよく働く。フンワリしているがしっかり者。エンボスでもライン柄でもないが一度逢うと一目惚れしてしまうかもしれない魅力を持っている。