パルルック １９７８年発売 東京製紙
ルックシリーズの草分けというとパルルックだ。もちろんミラルック、メタルック同様「真珠のような」と言う意味のネイミングだ。パルルックはパール加工紙としては大所帯で厚さは７３ｋｇ〜２７０ｋｇの７連量。色はホワイト、スノー、スーパースノー、とトワイライトの４色。それからエンボスが６パターンとエンボスのないプレーン。全部で２６アイテム有る。
残念ながら古い資料が見あたらなかったので、はじめからエンボス物があったのか？トワイライトもはじめかあったのか？と言うのは確認できなかったが１９９４年時点では今と同じラインナップになっている。
パルルックの中で私のお気に入りはトワイライト。光のあたり具合で色が違って見える偏光色だ。トワイライトは私がはじめて見た偏光色の紙で、意味もなく（得意先にＰＲする為ではなく単に保存用に）購入したのを覚えている。色のネイミングも夕暮れ時をあらわすトワイライトと言うのはこの不思議な色にピッタリだ。
エンボスもなかなかキレが良くて、エスプリＶエンボスでおなじみのアラレエンボスもキラキラ度が増して少し違った感じに見える。
３０年前にこれだけのラインナップが揃っていたとすると、発売時にはかなりの冒険だったのではないだろうか？その心意気に拍手を！そしてこの とんがったラインナップが落ちこぼれなく今もそろっていることにもう一度拍手を送りたい。
