究極の白

タントは色数が多いからと言って色名をつけるのを放棄してしまったのではない。すべての色は「N」を中心にしてL [Light=軽い色]や H [Heavy=濃い色]などキチンと系統立てて作られている。この記号と数字を順々に並べていくとグラデーションになった色の地図ができる。これを見て初めて「あぁ!タントというのはこう言う商品だったのか」と納得して頂けると思う。
タントも発売されて26年なのでN−8は白だとか、N−1は黒L−50はピンクぐらいは覚えているがその他は確認しないと分からない。やっぱり数字と記号は頭の中に定着しにくいようだ。いつだったかN−8より白いN−9ができたとき、これは究極の白で「9」語呂合せで覚えやすいと思った。黒も他の商品には「漆黒」とか「まくろ」とか出ているので、タントも何も無いような真っ黒で「N−0」と言うのを増色するかもしれないなんて、またまた勝手なことを考えたりしている。

プロフィール
商品名:タント
発売年:1987年発売
メーカー:特種東海製紙
おもて面:柔らかいランダムなエンボス。
裏面:表裏差はほとんど無い。
用途:表紙、見返し、案内状、封筒
説明:「タント」はイタリア語やスペイン語でたくさんという意味
タントの記号の意味は次の通りです。
B [Bluish]・D [Dark]・E [Ecology]・G [Gracy]・H [Heavy]・L [Light]・N [Neutral]・O [Offcolor]・P [Pale]・R [Reddish]・S [Standard]・V [Vivid]・Y [Yellowish]