白という色

レザック66で「白」というともちろんレザック66の白だ。しかしこれが色上質だと少々様子が違ってくる。お客様の中には色上質のご注文を「上質の...」と言う方がいらっしゃる。こう言う人から「上質の特厚で白と桃」とご注文を頂くと「この白は色上質の白ですか?普通の上質ですか?」と念のため確認する。そう言うとき「どう違うの?」と聞き返されることがある。正直のところ返事に困る。「上質は普通に上質ですが、色上質の白は『白』と言う色なんで、価格が安い上質と真っ白で少し高い色上質ではどちらにしますか?」と言うことになる。
色上質に白ができたときは売れるのだろうか?と心配したが、今や定番の色だ。色上質に「白」と言う色を見いだした紀州製紙(現 北越紀州製紙)はやはり色上質のパイオニアだ。

プロフィール
商品名:紀州色上質
発売年:1954年発売
メーカー:北越紀州製紙
おもて面:平らでツルッとしている。
裏面:表裏差はほとんど無い。
用途:包装紙、封筒、表紙、カード
説明:安価で扱いやすい色物テクスチャペーパー