仕立屋

テーラー 1999年発売 MOLZA
テーラーは細くて白い糸のようなものが表面に見える紙で不織布だ。触った感じはよく見かける不織布と違ってシャキッとしていて手触りも紙に近い。比較的扱いやすくて印刷機やインクジェットでもプリントできる数少ない耐水紙だ。
この商品名「テーラー」。テーラーと聞くと私は背広をあつらえるお店と言う印象だ。子供の頃は父の背広はそう言うお店であつらえていた記憶がある。「tailor」を辞書で調べると予想通り「紳士服を注文で仕立てる洋服屋」と出た。しかし手元の資料では紙のテーラースペイン語の「布」と言う説明になっているのでちょっと違うような気がする。良く調べてみたらスペイン語の「布」の方のスペルは「tela」、似ているようで微妙に違うようだ。
テーラーは、濡れた状態でボールペンや鉛筆で書いても簡単には破れない。色数も多く、13色あるので、地図やゼッケン、タグなど色分けして使ってもおもしろい。
でも、そんな機能面よりも紙自体の風合が暖かい雰囲気でなんとも言えず良い。これからの季節にはこう言う紙をちょっと使ってみたい。