紅殻格子

新利休 1986年発売 新富士製紙(現 王子特殊紙
アカネはんなりコレクションに入っている新利休 べんがら。漢字では「紅殻」又は「弁柄」。当然「べんがら」は日本語だと思っていたらオランダ語だそうだ。インドのベンガル地方で産出された赤色の顔料なのでBengalaらしい。
そんなベンガラの説明を見て「へぇ!そうなんだ」と一応納得しても、この色はやっぱり純和風、紅殻格子(べんがらごうし)の色だ。京町屋のたたずまい、おまけにチラチラ雪の舞散る趣きもある。こっぽり こっぽり 舞妓はんの足音が聞こえてくるようだ。