ing

アングルカラー 1953年発売 特種製紙(現 特種東海製紙
仕事上商品名を略して書くことがある。メモに書くときは自分流なので人によって略し方が違ったり、なんで?と思うものがあったりもする。例えばOKミューズコットンは「mc」、レザック66は「66」、マーメイドは「マ」。「マ」のつく紙は他にもたくさんあるので他の人が見るとなんだかわからない。省略するのもほどほどに、と言うところだ。
かなり前のこと、先輩がアングルカラーを「ing」と書いているのを見た。なんだかカッコイイので私も真似ては見たものの何故だかよく分からなかった。実はアングルカラーはフランスの画家ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル(Jean-Auguste-Dominique Ingres)からつけた商品名だからアングル(Ingres)のはじめの3文字は「ing」なのだ。ちなみに同じ画家の名のジャンからつけたのが ジャンフェルトだ。
アングルカラーは糸くずのようなものを抄き込んだライン模様、見た感じはOKミューズコットンと良く似ているが、発売はアングルカラーの方が6年早い。アングルが愛用した簀の目入の絵画洋紙イメージした紙なのでこの名がついたようだ。以前は27色でカラフルな色もあったのだが現在は白〜グレー系と茶系の9色だ。私の好きな紙の一つなので縮小傾向にあるのは残念だ。でも、もしかしたらアングルカラーもリニューアルして増色するかもしれない。だって「ing」は現在進行形なのだから。