透かし文字

便箋用に気の利いた紙と言われると、お客様の好みにあわせてOOOボンドとか□□□レイドボンドをすすめる。でも透かし文字がどこに入るかわからないし透かし文字が無いシートができることも有る。透かしが無くても万年筆の書き味とか触った感じはもちろん上質やコピー用紙とは違うのだけれど、せっかくこだわって使った紙なのにもらった人が分かってくれないと残念だ。そう言うこともあって透かしがきちんと入るようにと言われると以前も紹介したコンケラーシリーズと言うことになる。コンケラーだとA/4サイズの便箋なら概ね(おおむね)同じ位置に透かし文字が入る。しかし、A/5の便箋だとコンケラーでも半分は白紙になってしまう。これはどうにもお手上げだと思っていたところ、ふと思いついたのがスピカレイドボンド。「SPIKA LAID BOND 25% COTTON」の文字が帯状に入っているのでA/5でもOKだ。文字のどの部分が入るかは分からないけれど。
(A/5すべてに透かし文字が入るのはA/5Y目です、T目の場合は一部白紙になります)

プロフィール
商品名:スピカレイドボンド 
発売年:1970年発売
メーカー:三菱製紙
おもて面:すの目で「SPIKA LAID BOND 25% COTTON」の透かし文字が入っている
裏面:透かし文字は逆になる。紙の表情はおもて面と大きな差はない。
用途:便箋、案内状、
説明:スピカは、おとめ座で最も明るい恒星