SPIKA

スピカボンド 1970年発売 三菱製紙
スピカボンドは、書簡紙、ステーショナリー、あるいはボンド紙と呼ばれる透かし入の便箋用の紙だ。ここで素朴な疑問、今まで何も考えずに「ボンド紙」と言っていたけれど「ボンド」ってなんだろう?調べてみると「契約書」とか「証書」と言う意味がある。ただの便箋と言うよりはもう少し高級な、そしてかしこまった用途でも使えると言うことのようだ。
スピカボンドの「SPIKA」は?というと乙女座の中の星の名前だ。これを調べている最中、乙女座の星座の図●を―――で結んだあの図を見て「あれ?」どこかで見たような...と思った。スピカボンドの透かし文字「SPIKA」の書体はこの星座の図のイメージなのだと初めて気がついた。
契約書や社用便箋などにはやはり透かしが入っている方が信頼感があって良い。良いホテルだと電話の横にこう言う便箋が置いてある。でも、用途はそれだけではない。何に使うかは使う人の自由だ。メモ用紙でも単なる便箋でもお好みで使って頂ければ良いと思う。
そう!ラブレターに乙女心を綴って送れば意中の人とくっつけてくれるかも。ボンドだけに。