2016-01-01から1年間の記事一覧

ある時だけ

お客様から何度かお問い合わせいただいていました少し厚手のトモエリバー68Nの販売をすることにしました。準常備品とのことなので「ある時だけ」の販売で申し訳ありません。興味のある人は今のうちにご購入ください。ただ、少し気になっているのは52g…

明日へつなげよう

2年前にドラマ「紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている」がテレビ放映されたのをこの景察手帳でもお知らせした。同じ日本製紙石巻工場を取り上げたものだが今度はNHKで証言記録だそうだ。正直の所どんな内容かは知らないのだけれど、紙好きの方は是非ご覧…

万年筆作家のための原稿用紙

万年筆用の紙といっても普通の紙とどう違うの?とか言う人もたくさんいらっしゃるけれど、万年筆愛好家の間では「確かに違う、書いていて気持ちイイ」と高評価を頂いている。そんな万年筆用紙イーストリーCoCに原稿用紙があれば良いのにと言うお客様のご…

素敵な葉書を頂いた

イーストリーCoCをお買い上げ頂く方は元々書くことが好きな方が多いようで手紙や葉書を頂くことが増えた。今回ハガキを送ってくださった方からは「ふんわりと筆先を受け止めてくれるのに、線が太くなり過ぎない不思議な書き心地」と言う感想を頂いた。 文…

KRAFTと「CRAFT」

写真光沢の紙のことを紙の業界ではキャストコートと言う。印刷関係の方の中にはこの種類の紙を何でもミラーコートと言う人もたくさんいらっしゃるが「ミラーコート」は王子製紙の商品で王子ホールディングの登録商標だ。 「キャスト」とは「鋳物(いもの)」…

美女と野獣

「美女と野獣」の物語はディズニー映画にもなったのでご存知の方も多いと思う。簡単に言うと、美女と野獣が出会って色々あって結ばれてハッピーエンド、という素敵なファンタジーだ。新製品のクラフトキャストはまさに美女と野獣。野獣のような強くて素朴な…

不本意ながら

昨日に引き続き悲しいお知らせだ。 紙に限らず売れない商品は廃品になるのが世の常だ。しかし、抄造のマシンが新しくなったために従来通りの風合いが出せなくて、ファンが居るにもかかわらず不本意ながら廃品とは!以前からそういうこともあり得るとは聞いて…

あられやこんこん

ゆぅきやこんこ あっられやこんこ 子どもの頃によく歌ったこの曲「雪やこんこん」ではないのをご存知だろうか? 「雪」も「あられ」も「こんこ」が正しい歌詞だ。 さてそんな雪降るようなドット柄の玉しきあられ。和風で可愛らしくて私の好きな紙の一つなの…

温かい紙

沖縄でも雪が降ったというぐらいに寒い今日このごろ。やっぱりこういう時は...羊毛紙。羊毛紙は本当に羊毛を配合した紙で触るとほんのり温かいような気がする。ふんわりと嵩があるので活版で印刷するとイイ感じに仕上る。 紙王国の地図ではもちろん 羊の…

文集の表紙

10年ぐらい前はこの時期になるとレザック66やOKミューズコットンのご注文を印刷会社さんからたくさんいただいた。文集の表紙だ。最近ではご自分で印刷される方が増えて紙名手配でもよくお問い合わせを頂く。そこで、紙名手配では高さはA4やB5ピッ…

新年名刺

実はこの「謹賀新年」を書くためだけに安い万年筆KAKUNOと赤インクを買いに行ったのだ。私が30年ぐらい使ってるお気入りの万年筆が結構細いので、中字を使ってみようとこの前AMAZONで買ってみたらどうも使いにくかった。ので、今回の赤は細字にした…

受け継がれるもの

ツバメノートの本文用紙が数年前に透かし絵柄の無い すの目の紙に変わったのは知っていた。ツバメノートと並ぶフールス紙のマルゼンノートは今、どうなったのだろう?と思って京都河原町に復活した丸善京都本店へ行ってみた。ところがいくら探しても並んでい…

前のめり

ほとんどの万年筆は本体が丸くて転がりやすい、気が付くと床に突き刺さっていることが多かった。"彼女"の前のめりの姿勢は評価できるのだがお陰で学生の頃は何本もペン先をダメにしてしまった。先日買ったパイロットのKAKUNOは転がりにくい設計で六角…

儀式

私が中学入学の時(40年前のことだが)両親からプレゼントされたのは腕時計と万年筆。少し大人になったような気がしたものだ。でも、私の子ども達が中学生になった時は特に何もプレゼントした覚えがない。今更ながらに何かすれば良かったと思う。