受け継がれるもの

ツバメノートの本文用紙が数年前に透かし絵柄の無い すの目の紙に変わったのは知っていた。ツバメノートと並ぶフールス紙のマルゼンノートは今、どうなったのだろう?と思って京都河原町に復活した丸善京都本店へ行ってみた。ところがいくら探しても並んでいるのはツバメノートばかり。店員さんに訊いてみると何年も前に廃品になったそうだ。とても残念だ。そうそう、ついでに安い万年筆と赤インクを買おうと思っていたのだ。筆記具コーナーを探したけれど見つからないのでまた店員さんに聞くとショウケースに入った高級万年筆しか置いてなかった。もちろん赤インクなんて無い。
帰りにフラリと立ち寄った向かいのLoft。ここではアニメの「時をかける少女」や「バケモノの子」を制作したSTUDIO CHIZUのグッズが並んでいた。そこでふっと手にとったノートがなんと透かし絵柄のフールス紙。こんなところで出逢えるとは。うれしくなって「サマーウォーズ」のノートを衝動買い。調子にのって探してみると安い万年筆も赤インクも見つかった。
これはなかなか縁起がイイ。