『はるひのの、はる』が『ささらさや』『てるてるあした』と三部作だと言うのであらためてはじめの2作を読み返してみた。
以前読んだときは作者の加納朋子は「人の死なない推理作家」だと思っていたので、当時は2作ともちょっとガッカリだったけれど、読み返してみると結構良かった。
浪費家の両親のおかげで夜逃げするはめになって、遠い親戚だという女性の家を一人で尋ねる主人公照代。わがままで心閉ざした照代が訪ねた親戚久代とご近所の人のおかげで少しずつ変わっていく。
2作読み返したついでに、ついこの前に読んだ『はるひのの、はる』も読んでしまった。
以前読んだ人も、はじめからもう一度読むと又違った印象を持つと思う。この機会に是非!
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