無菌病棟より愛をこめて

『スペース』を読み終えるまで枕元に置いてあった同じ作家 加納朋子 の作品『無菌病棟より愛をこめて』。「病気の宣告を受けたのは2010年6月のことでした。急性骨髄性白血病――5年生存率は3割。」へぇ!!今回はこんなお話なんだと思って読み始めたら加納朋子自身が急性骨髄性白血病。えぇ〜〜!!めったにあとがきは先に読まないのだが今回ばかりは急いであとがきを読んだ。白血病が事実であることにショックは受けたがまだ存命であることに少し安心した。
その壮絶な闘病生活を綴った...と言いたいところだが、そんなに重苦しい雰囲気はなく、アスリートが試合に向けてトレーニングするような、それでも大変な努力が書き綴られている。読みながら、私が同じ立場なら同じようにできるのか?と何度も自問した。
読み終えて、正直の所少々疲れた。でも、がんばろうと思った。

無菌病棟より愛をこめて

無菌病棟より愛をこめて