マットカラーHG 2002年発売 北越紀州製紙
片面クロームカラーNが「カラー」なのに色物が無くなったと書いたが、マットカラーHGも今は白しか無い。元々は日本加工製紙のNKマットカラーという色物のマットアートだった。日本加工製紙が倒産した後、白だけが北越製紙に引き継がれたが「マットカラー」と言う商品名が結構メジャーだったのでそのまま引き継いだようだ。以前の商品よりもランクアップしたと言う意味でHG=ハイグレイドのイニシャルがついている。
マットカラーHGはNKマットカラーの特性を引き継いでオフセット印刷したときにインキの載ったところも光らない、いわゆるマット/マットという仕様になっている。最近ではレーザープリンターで印刷する方も増えたようだ。両面とも平滑なのでレーザープリンターも大丈夫だ。但し、その場合はプリンターに仕様で印刷面が光ることもあるので要注意だ。こうやってプリンターでの印刷する機会が増えてくるとやはり主流は白になっていく。マットカラーHGの発売が2002年、今思い返すと10年近く前から、色の紙から白い紙への移行は始まっていたようだ。「フォー!!!」