我が道を行く

ドン

ドン 1998年発売 新富士製紙(現 王子特殊紙
数少ない幅広のライン模様の紙だ。先日紹介したあらじまよりも線はハッキリしていて同じメーカーのOKミューズコットンを拡大したような感じだ。
さてこの印象的な名前「ドン」、なぜにドンなのか調べたが分からなかった。スペイン語では男性の敬称や貴族を表し、日本でも陰のリーダーのような意味で使われることがある。チョット太めのライン模様が力強さと、そして影を映し出すという意味のように思える。
発売時の案内冊子の表紙には、コートを着た男性が丸い穴の空いた箱をかぶっている。冊子の中身も同じ人物が色々なパフォーマンスを繰り広げながらドンの説明をしている。
他の紙にはないおもしろいカタログだ。
ドンは、80kgと100kgが淡い色ばかり7色、130kgと200kgはそれに加えて濃い色5色で12色。
発売当初とかわらず同じ構成のドンは、今も力強く自分のラインを歩んでいる。