メガ １９８９年発売 新富士製紙（現 王子特殊紙）
商品名が２文字の紙は、紙名手配に載せているもので（廃品も含めて）１７あった。２文字と言うと「里紙」や「北雪」など漢字も使えるので思っていたより案外多いと感じた。
では２音だとどうだろう？
数えてみると９個あった。９個全部言えた人はチョットした紙ヲタク、いやいや紙博士だ。（答えは文末に）
今日紹介するのはその中の「メガ」だ。
「メガ」。不思議な商品名なので名前の由来を聞いてみた。回答は「メガトンのメガです」とのことだった。正直の所「？？」と言う感じだが、海とか大気とか宇宙とか何か大きな物をイメージした名前のようだ。
メガは色の紙ををベースにして白でモヤモヤとした煙のような模様をつけた紙で、アトモスや新アトモスの、白い部分と色の部分を逆転させたような雰囲気もするが、紙自体が地合い崩しの凹凸が有り、アトモスや新アトモスよりももっとダイナミックな風合だ。
色のラインナップはパステルトーンを中心にした全１０色、この色合いがなんとも良い感じなので、紙の荒々しさを上手くカバーして上品に仕上がっている。
大きい物を表す時によく使われるメガ、すぐ思い浮ぶのはハンバーガーのメガマックだったりする。数字の上では100万を表す単位だが、1メガだと最近はあまり見かけなくなった3.5インチのフロッピーディスク1枚の容量だ。そう思うと今となってはあまり大きいと言う感じではない。そのうち大きなイメージを表すのに「ギガ」とか「テラ」と言う紙が現れるだろうか？
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２音の商品は次の９つです。
ドン、ピケ、ふじ、ボス、ボロ、マグ、メガ、モコ、レボ（レボは廃品です）
