降りそそぐ旋律

ビオラ ナチュラル

ビオラ 1992年発売 新富士製紙(現 王子特殊紙
発売当初は古紙配合率が55%だったことから「ビオラ55」という商品名だった。2008年に古紙配合率を20%にした際に「ビオラ」に名称変更した。
ビオラは、紙名手配ではサーブル・パミスと同じグループに分類している。パターン柄は比較的しっかりしたライン模様だが、ベースの紙が少し凹凸が有るためライン模様にも微妙に強弱が有る。まっすぐなのにあったかみがあるのはこのチョットした強弱のためだろう?!ビオラの名前はこのライン模様を楽器のビオラの弦に見立てたようだが、定規で引いたようなスキッとしたラインなら楽器のビオラにたどり着かなかったのではないだろうか。
雨のようにも見える紙のビオラを見ながら、楽器のビオラの音色が降りそそいでいるのを想像する。仕事が一段落してゆったり紙を眺めるのは良いものだ。

商品名は花のビオラ(パンジーに似た花)からの命名との説もあるそうだ。正直のところ、ん?と言う感じだ。(2010.05.19)