言葉にできない

ケナフ100GA 1993年発売 三島製紙
先日お客様にこの紙をススメた時、「ケナフってことは再生紙やなぁ」ときかれた。ケナフとバガスと古紙を混同される方が時々いらっしゃるようだ。
ケナフは草、バガスはサトウキビの搾りカス、古紙は一度使った紙。中にはバガスと古紙が配合されている紙も有るので、「バガスシュガー再生紙か?」ときかれると答えはYesなのだが...。
ケナフ100GAはケナフ100%なので古紙の入る余地は無い。したがってこれは再生紙ではない!
ケナフ100GAの色は1色、キナリの素朴な紙だ。表面はラフでその他は見た目で特に際立つ何かがあるわけでは無い。でもこのラフな肌が妙に存在感がある。名刺にこの紙を好んで使う方がいらっしゃるが、「ケナフ」と言うことよりも、この素朴なラフ肌が良いそうだ。「しっくりくる」と言うのだろうか?言葉にできないフィット感と言うのは何ものにも代え難いし、私達もそう言うものを大切にしていきたいと思っている。