廃品のエレメント

エレメントＬ、エレメントＱ　１９９５−２００９年　アメリカ
「要素、成分、要因」といった意味のエレメント。「Ｌ」はライン模様、「Ｑ」はSquareのことで小さな市松模様を淡い色で表現した紙だ。廃品になるにあたってエレメントＱをまじまじと見て発見したことがある。今まで■だと思っていた模様が●だったことだ。●でもチェックのようにに並んでいると■錯覚するようだ。
インクジェットではプリントが少々あまい感じだがレーザーだと綺麗にプリントできるので紙名手配でも定期的に使って頂いているお客様もいらっしゃったのだが廃品になってしまって残念だ。
あまり自己主張しない、おとなしい紙なので印象にない方も多いだろうか？しかし「ファッションショーでは自分が目立つことより服を際だたせるのが良いモデルだ」と言うようなことを聞いたことがある。そういう意味ではエレメントは印刷を際立たせる良いモデルだったのだが．．．。少々高かったのが廃品のエレメント（要因）だったのかもしれない。