安い紙

レイドラップカラー

レイドラップカラー 1993年−1998年 日本製紙
先日紹介したマイカレイドに少し似た紙にレイドラップカラーと言う紙が有った。片面だけ半光沢、裏はザラっとしているライン模様の包装紙だ。34.5kg、43kg、60kg、3連量、淡い色で寒色系の5色、比較的安かったのでおもしい商品だと思っていたが残念なことのわずか5年で廃品になってしまった。
安い紙と高い紙、どこが違うと思っていらっしゃるだろう?
もちろん原料が高い物や加工に費用がかかる紙は高い、では安い紙は?紙を安くできる大きな要因は(必ずと言うわけではないが)大量生産だ。紙に限らずたくさん作るとコストを抑えることができる。しかし大量につくるとたくさん在庫しないといけない。それでもどんどん売れると問題ないのだが、普通程度、あるいはそれ以下の売れ行きだと在庫があふれて身動き取れなくなる。そのため安い紙は廃品と背中合わせと言うリスクを抱えている。