白いカラス

コルバス 1968−1986頃 日清紡
ゾディアックシリーズ発売当初の3商品(ビルゴシグナス、コルバス)の一つで、コルバスはカラス座のことだ。最近では比較的印象が悪いカラスだが古来日本では吉兆を示す鳥として喜ばれていた。世界各地ではあの声と黒い姿から「もともと白かったカラスは口が災いして黒く塗られた」という民話や神話が数多く残っている。
紙のコルバスは、紙を何かで叩いたような凹凸がある片面エンボスだ。おもて面は半光沢裏面は光沢がなくツルっとしている。今朝いつものようにランニングしているとカラスに出逢った。今日は私の方に敵対心が無かったためか近くへ行っても逃げなかった。よく見ると折り畳んだ黒い翼は艶やかできれいだ。ギリシャ神話ではアポロンの怒りに触れ黒く塗られ(焼かれ)てしまったが、それでも艶やかで魅力がある。白かったときは紙のコルバスのようだったのだろうか?

蛇足です。
子供と一緒にアニメの映画「サマーウォーず」を観てきました。
ネットの危うさと多くの人の善意、そしてあきらめない気持ち。
なんだかとっても泣けました。(帰りがけに他の人も泣けたと言っていました)
久しぶりに続けてもう一度観たいと思う、夏らしいさわやかな映画でした。