うらやましい

リアクション-FSの新色のことは昨日書いたのだが、商談会でもう一つ印象的だったのは1枚の写真だ。それは湖と山の映った自然あふれる風景だったので「私達は自然を大切にしています」的なイメージ写真かと思っていた。でもアイバッハさんは「私のオフィスの窓から見える風景です」と説明した。グムンド社は180年もの間、自然と共存しながらここで紙を作り続けてきたそうだ。この環境意識ははんぱじゃないと感じる。
そんなグムンド社の環境に配慮し気持ちを反映したのがビア・ペーパー-FSだ。ビールラベル古紙とビールファイバーを配合したビア・ペーパー-FSは、いかにもドイツの職人が作ったと言う個性豊かな紙だ。ドイツというと、サッカーとソーセージとビールぐらいしか思い浮ばないわたしにも分かりやすいドイツ産の紙。自然を大切にする気持ちと自分の国を愛する気持ちが伝わるちょっとうらやましい紙だ。日本にもこんな感じの紙があれば良いのに。

プロフィール
商品名:ビア・ペーパー-FS
発売年:1999年発売
メーカー:グムンド社(ドイツ)
おもて面:ラガーには黒の、エールとブラックには白っぽいモノがブレンドしてある
ニス引き加工で微妙な光沢がある。
裏面:光沢は無くガサガサした手触り、裏面はファイバーが剥がれやすいとの注意書きがある
用途:名刺、カード、パッケージ、案内状
説明:ビールラベル古紙20%以上
ビールファイバー5%以上配合
(グムンド社の工場や社内の写真はこちらからご覧いただけます)
2013年1月24日ミュンヘンで開催された展示会の様子はコチラからご覧いただけます