違った切り口

紙を紹介するとき、普通はおもて面のエンボスや光り方を説明する、場合によっては裏面の説明をすることもある。でも紙も物体なので側面(切り口)が存在する。普通はNTラシャレザック66のように表も裏も切り口も同じ色だ。昨日紹介したリアクション−FSも表と裏は同系色なので切り口もほぼ同じ色だ。ファンタスオフメタルのようにおもて面には色がついていて裏面は白と言う紙もある。当然切り口は白だけれど、白い紙に加工したらこうなりましたと言う結果だ。一般的にはだいたいこの2パターン、でもこれに当てはまらない変り種の紙が存在する、それがトレジャリー-FSだ。トレジャリー-FSのおもて面は数種類の金、でも裏面はおもて面とは全く違った色が組み合わせなっている。切り口は裏と同じ色だ。トレジャリー-FSそこそこ厚みがあるので紙の表面の表情を見ながら切り口がチラリと見える。これがなんともイイ。
カッコイイ!!
おもて面の金に目を奪われている場合ではない、お宝は実はココかも知れないのだ。

プロフィール
商品名:トレジャリー-FS
2006年発売 グムンド社
2009年 FSC森林認証を取得し トレジャりー-FSに名称変更
2010年 75kg が廃連量
Treasure(トレジャー)=宝物
気品がある上品な金紙
0.2mm程度の細かいライン柄が入っているので、見る方向によって 紙色の明るさが違って見える。
色によって裏面の色が異なる