堅いFB(フルバック)

FB堅紙 1962年発売 特種製紙(現 特種東海製紙
私も中高生の頃はサッカーをやっていた。Jリーグができる一昔ほど前で、中学高校は部員は少なく、テレビでも磯野カツオや野比のび太がサッカーボールを持って歩くことなど無かった。
他校のことは知らないが当時ウチのクラブでは今のDF(ディフェンダー)のことをFB(フルバック)と呼んでいたように思う。ちょうどこの前読んだ「日本男児」長友佑都のポジションだ。
そんなこともあって引っ張り出してきたのがFB堅紙、ちょっと読みにくいかもしれないが「エフビーケンシ」と読む。読んで字のごとくカリッと堅い。でも意外に薄い70kgや90kgがあって全部で6連量、110kgと135kgには「ツヤ付」という半光沢も用意されている。色は2色、白とクリーム。「白」があんまり白くないところに歴史を感じる。
FB堅紙は元々、五輪堂(現 新生紙パルプ商事)のファイブ堅紙(五輪堂なので「5」)とBB堅紙(こちらは何故「BB」なのか不明)と言う2つの商品だった。クリームのファイブ堅紙と白のBB堅紙、これを統合する際にそれぞれの頭文字を取って「FB堅紙」としたそうだ。
主な用途は、厚手のものは冊子の表紙。薄手の物は...色々な用途に使われている。
FB堅紙には、サイドからオーバーラップして攻撃して行くような動きはあまり見られない。でも1962年からほぼ50年売れ続けているのはやはり守りが堅いからだろう?!

ちょっとわかりにくいが、左から ツヤ付白 / 白 / クリーム