菜の花の畝

マイカレイド 黄色

マイカレイド 1957年発売 特種製紙
10日には近鉄電車に揺られて奈良へ向かったのだが、京都市内から離れていくと畑が増えてくる。私が学生の頃は見渡す限り畑だったように思うのだが今は家や工場、そして新しい道ができていたりする。そんな風景を見ていると、ハイ!お目当ての菜の花畑をしっかり見つけた。ホントに菜種を採る為なのか畑を休めるためなのかよく分からないが、それでも土手に茂っているのと違って、畝にそってライン状のかたまりになっている。
ライン状の紙と言うと、OKミューズコットンの黄色やSTカバーのひまわりがメジャーなところだが、今日はチョットひねってマイカレイドの黄色だ。
話の流れから予測がつくと思うが、マイカレイドはOKミューズコットンやSTカバーとよく似ている。違うのは半光沢で手触りがツルツルしていると言うことだ。マイカレイドの「マイカ=mica」は雲母、「レイド=laid」は簀の目、雲母のような鈍い光沢の有る簀の目の紙と言う意味だ。
以前はパステル系等中間色が多かったのだが2003年にリニューアルしてクッキリした色が中心になっている。菜の花色の「黄色」は2002年に一旦廃色になって、以前よりも濃いめの色で復活した色だ。
菜の花は刈り取られても、次の春には力強く復活するものだ。