空と緑と菜の花と

リバーシブルマーメイド 2007年発売 特種製紙
京都では昨日にも増して暖かく春爛漫という感じだ。でも、昨日書いたようにまだ一面の菜の花には少し早いようだ。昨日の写真の土手は川の両サイドが全体に黄色くなる私のお気に入りスポットだが、いつ咲くのか覚えてないのが情けない。
そんな景色を見ながらふと思い浮んだ。
青い空、紙を裏返すと菜の花の黄色...[るり・黄色]
別の色を取り出して、菜の花の黄色の裏は、まだ咲きそろわず緑色...[黄色・苔]。色の「しりとり」のようだがそう言うわけではない、リバーシブルマーメイドはおもてと裏の色が違う商品なのだ。
一般に紙は、コーティング、印刷、漉合わせ、貼合など特殊な加工をしなければおもてと裏は同じ色だ。そのためおもてと裏の色が違う商品はかなり少ない。
リバーシブルマーメイドは例に上げた加工の中で「貼合」つまり貼り合わせで、色物と白系のを組み合わせた260kgと色物どうしを組み合わせた255kgが有る。。結構な厚さなので主な用途はパッケージやカード、厚手の表紙だ。おもてと裏の色が違うので穴を開けたり折ったりするとおもしろい細工ができる。そんなに大量に売れる商品ではないが私のお気に入りの商品の一つだ。
さてさて、しりとりの続きを考えたのだが、苔の次が上手くつながらないので、比較的近いオリーブで代用[オリーブ・白]で白い雲、それからその次は[べに・白]で夕焼け。
かなり日は長くなったがもうそろそろ日が暮れる。