新大礼紙華 ２００６年発売 石川製紙
あけましておめでとうございます。
お正月に何を紹介しようか？と考えたがやはりおめでたい紙でスタートしよう。
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「和紙のような紙で」と言う問合せを頂くことがある。これがなかなか難問で、和紙が御希望なのか？そうでないのか？また、和紙と言っても範囲が広いので何を御希望なのか？以前は色々考えたものだが、最近はとりあえず「大礼紙ですか？」と聞いてみることにしてる。
大礼紙は、一般的には白の紙で(もちろん色物もある)巾２〜３mm長さ２０〜３０mmの繊維が抄き込んである和紙の代表のような紙だ。和紙と洋紙の違いはまた次の機会に譲るとして、紙で「大礼」という名称は福井県和紙工業協同組合の登録商標だと言うのを御存知だろうか？一般洋紙メーカーやその他の地域の商品は「大礼紙」は使えない、「てんれい」とか「大光紙」と名称になっているのはそのためだ。
新大礼紙華 は福井県和紙工業協同組合の和紙だが、洋紙の流通にのっているので私達も扱いやすく在庫も安定している。４０ｋｇ〜１１０ｋｇと比較的薄手で色は４色。４色と言っても紙色は全て白でヒゲの色で区別されている。いわゆるレーヨン大礼紙で抄き込まれた繊維は淡いパールな光沢を放つ。個人的にはパールピンクがお気に入りだが、他の色も落ち着いてはいるが はんなりとした「華」の名にふさわしい日本的な気品と華麗さが有る。
