ヘリオスGA

ヘリオスGA ホワイト

ヘリオスGA 1992年発売 日清紡
日本で46年ぶりの皆既日食と言うことで、紙名手配のスタッフも奄美大島へ調査に出向いた。(単に夏期休暇で日食を見に行ってます)京都では曇っていたのが幸いして(こんなことしてはいけないんだろうなぁと思いながら)裸眼で三日月状の太陽を見ることができた。
さて、太陽に関連する紙がないかと考えていたら、ギリシャ神話の太陽神ヘリオスの名前を頂いた再生紙があった。
神話のヘリオスアポロンよりも古い神様で、炎の馬車に乗り東の地の果ての神殿から駆け上がって西の果ての海へ降りると、大きな黄金の杯に乗ってオケアノスの海の流れに運ばれ東の神殿にたどり着く。
毎日昇る太陽のこの繰り返しが再生紙のイメージと重なるようだ。
紙自体はラフ目で上質に比べると1連量分厚い(ヘリオスGAの90kgと上質の110kgが同程度の厚さ)手触りは上質より少しザラザラした感じ。色はホワイトとナチュラルの2色でホワイトも真っ白ではなく少し生成、ナチュラルはもう少し黄味がかった感じになっている。表裏差は少なく四六判・キク判が揃っているので、冊子の本文や表紙、はがき等によく使われる。かなり厚手の250kgまであるのでパッケージにも有効だ。テクスチャペーパーの中ではあまり個性がある紙ではないが、それだけに何にでも使えるオールマイティーな紙だ。