斤量と連量

紙の厚さを表す際に、一般的には連量を使う。これは、その紙がその大きさで1000枚あたり何Kgになるかと言う表示方法だ。通常1000枚を1連と言うので1連の量と言うことだ。以前は斤量表示を使っていた。今でも昔の習慣で「斤量」と呼ぶこともあるが実際は連量を指していることが多い。
では斤量(キンリョウ)ってなんだろう?「斤」という字はポンドを表すそうだ。今でもパンは1斤と言うが、元々は1ポンド分という意味だったらしい。
紙の斤量もポンドを表している。今と違って500枚あたりの重さをポンドで表したのが斤量だ。OKACカードは数年前まで#200(200番手)とか#250(250番手)で厚さを表していたがコレが斤量表示だ。他にも画用紙や画材用のケントなど今でも斤量で表示して#OOOと書いてあることがある。画用紙などは#200と書いて「200番」と呼んだり「200キン」と呼んだりする。
紙の厚さを表すのに、米坪(g/m2)、連量(Kg)、斤量(番、キン)、実際の厚さ(mm、ミクロン)色々な方法がある。それぞれの場面で便利なようになっているのだが、まぎらわしいナと思うこともある。