日本最古の洋紙製紙場跡

桜の花に誘われて、自転車に乗って夫婦で嵐山へ出かけた。今回は嵐山の他に行きたい場所があった。京都の紙関係者でもほとんどの人が知らないのだけれど、渡月橋から下流へ約3km、松尾橋近くのマンションの一角に「日本最古の洋紙製紙場跡」の石碑がひっそりと建っている。「最古」については諸説有るようだが、NHK大河ドラマ『八重の桜』の主人公新島八重の兄山本覚馬が中心になって設立した洋紙製紙工場「梅津パピール・ファブリック」が有った場所だ。以前訪れた時は少し汚れていて悲しい思いをしたので今回はお掃除道具を持参した。
別になんでもないただの石碑だけれど、日本の洋紙のルーツがココに有るのだと思うと感慨深いものがある。