君は天然色

今から28年前の夏、ロサンゼルスオリンピックの頃はちょうど合宿中だった。当時の合宿所には14インチの白黒テレビが1台。休憩時間にオリンピックの中継も見たけれどサッカーを見たって白黒テレビではチームの区別がつかないし、疲れていることもあって合宿所ではそんなに盛り上がらなかった。トレーニングの無い休日に数人で食事に行った際、オリンピックのダイジェスト番組だろうか?開会式が映っていた。「うわぁ!!スゴイ!カラーテレビやで、開会式すごいキレイや!!」(ちなみに28年前でもカラーテレビはあたりまえです)とか大騒ぎしてまわりの人の注目を浴びたのを思い出す。
大滝詠一の「君は天然色」はその更に3年前のヒット曲。モノクロームに対して天然色。「天然色」はテレビや映画がカラーになり始めた頃のことばで、カラーがあたりまえの私達には妙に新鮮に聞こえた。(とは言えその3年後にカラーがキレイだということを再認識することになるとは予想外だったのだが)
オレンジ情熱コレクションはオレンジという時点でもちろん「天然色」なわけだが、その中から1点選ぶとするならやはりタントだろうか?!150色の総天然色の中から好みの色を選び出す楽しさは他の紙では味わえない。

プロフィール
商品名:タント
発売年:1987年発売
メーカー:特種東海製紙
おもて面:フンワリした細かいエンボス模様。
裏面:表裏差はほとんど無い。
用途:名刺、カード、パッケージ、案内状、封筒、表紙、見返し、カバー
説明:スペイン語で「多い」と言う意味。
白について:「N−9」が最も白く屋内でも白老上質よりも少し白い。
蛍光染料が入っているため太陽光では「N−9」の方が白い。
「N−8」は屋内では白老上質よりも少し乳白、太陽光で白老上質と同等の白さ。
「N−7」は乳白色
厚さについてはfacebookをご覧ください。