ひかえ〜いぃ

ちりめん 1991年発売 特種製紙(現 特種東海製紙
「ちりめん」で思い浮ぶのは「越後のちりめん問屋の隠居、光右衛門」。子供の頃の私はチリメンと言うとちりめんじゃこしか知らないので「水戸光圀はちりめんじゃこを売る人に変装しているのか?でも魚を売ってる感じじゃぁないなぁ」と思っていた。ちりめんが絹織物の名前だと知るのはずっと後のこと、この絹織物に似ているからちりめんじゃこと言う名前になったと知ったのはつい最近だ。
紙の「ちりめん」は、絵本で見る海の絵のような波々の両面エンボス。印象的な柄なので本屋さんで見かけてもすぐにわかる。自己主張のあるエンボスだと「チョットうるさい」と感じる柄もあるのにちりめんが意外と使いやすそうに感じるのは、織物としては昔からある柄だからだろうか?以前は白とクチナシとで2色だったのだがクチナシが廃色になって今は白のみで少し寂しい。あまり目立たない紙ではあるが、困ったときには思い出して欲しい、印籠を出して何か手助けをしてくれるかも。