勉強するということ

先日、高校時代の先輩を訪ねた

私 :「アルジャーノンに花束を」を読みました。
先輩:ほぉ、ダニエル・キイス(おぉ!!知ってるんだ!)
私 :先輩は読みました?
先輩:読んでない、でもだいたい知ってる。(だいたいネ)
私 :たまたま週刊アスキーに載ってたんですけど、アルジャーノンを初めて知ったのは「お楽しみはこれもなのじゃ」なんです覚えてます?マンガ少年。
先輩:みなもと太郎か?!(これも著者を覚えてるんだ)
私 :「お楽しみはこれもなのじゃ」の本を買ったんですが、アルジャーノンの出典は「やけくそ天使」だそうで
先輩:あぁ、吾妻ひでお、その回のストーリー覚えてる。(これは読んだんだ)
 ...ストーリーを事細かに説明...(セリフまで覚えてるんだ)
私 :それで「やけくそ天使」を買おうと思ってるんですが
先輩:おやまぁ今更「やけ天」とは もの好きな。でも吾妻ひでお やったら「不条理日記」の方がオススメやで

それを聞いて、高校の時この先輩から「不条理日記」を借りたことを思い出した。「不条理日記」は色々なマンガや映画のパロディが満載のマンガだ。(先輩は私に貸したことは忘れてる)
当時、私の知識不足で笑える所は少なかったが、時々「これは、アレのことか?!」と、知っているネタに出逢ってニヤリとすることもあった。
この時「勉強するということ」はこう言うことなんだ?!
神話や歴史、数式、言語、色々なことを知ってると、商品名や社名、世の中に散らばっているパロディや駄洒落のようなものを見たとき「これは、アレのことか?!」とニヤリとすることができる。がんばって勉強してたくさんのことを知りたいと思った。
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私 :今度「ライ麦畑でつかまえて」を読もうと思ってるんです。
先輩:ほぉ、今度はサリンジャーか?(おぉ!!これも知ってるんだ)
私 :先輩は読みました?
先輩:読んでない、でもだいたい知ってる。



...やっぱり先輩にはかなわない。