18禁

ウチの長女がレポートを書くにあたって調べたいことがあると相談してきた。彼女も今どきの大学生なのでもちろんインターネットは使える。わざわざ私に相談してきたということは別のアプローチを探しているようだ。
そこで、かねてから一度行きたいと思っていた国立国会図書館関西館へ家内と3人で行くことにした。国立国会図書館関西館は京都から奈良へ向かう途中の精華町にある。自宅から車で約1時間。

たどり着いて最初に目に付いたのはこの看板「あぁ18禁なんだ」。
とりあえずガラスの要塞のような建物の中へ、するとすぐにガードマンの方が寄ってきて「はじめての方ですか?」と聞いてきた。よほどキョロキョロしていたのだろう?!「はい」と答えると入館の手続を親切に教えてくれた。
入館してまっすぐ総合案内カウンターへ。担当の方に長女が探している内容を伝えると、テーマにあった本をピックアップしてくれた。それと共に本を探す専用システムNDL−OPACの使い方や館内の案内など親切丁寧に教えてくれた。入館の時にもらうIDカードで、誰がどこの席に居るのか分かるようで、その後も「この本はどうですか?」と何度も関連の資料を紹介してくれた。
私も最初は手伝っていたのだが途中から自分用の資料を探すことにした。もちろん紙のことを書いた資料だ。NDL−OPACでこれはと思う物をピックアップして棚を見に行くと...持っている本だった。更にもう一度、今度は棚に無い資料で倉庫(自動ラック倉庫)から出してもらった...これは普段、業界で配布される業界誌。
今回私が読みたいと思った資料は私の手元に有る物と、かつて私の手元に有ったものだった。手元にあるものは読むべきなのはもちろんだが、本や資料はきちんと分類してインデックスがついているとこれほど便利なのかと思った。
国立国会図書館=知の宝庫。時間を作ってまた行きたい。