そよ風

フレーバーボンド ナチュラル

フレーバーボンド 1989年発売 特種製紙(現 特種東海製紙
今日も朝から涼しくて(もちろん昼間は暑かったのだが)このままあっさり秋になっていくのかと期待してしまいそうだ。
そんな感じなので今日も「風」を感じる紙でフレーバーボンドだ。フレーバーボンドは波線の紙だがOKミューズウエイブのようなしっかりしたラインではない。かと言ってリベロのような不規則な線でもない。等間隔に並んだ細い線ででちょっと途切れ途切れ、私はこの紙を見るといつもそよ風を連想するのだが、最近はダイソンの羽根ナシ扇風機が思い浮ぶ。
商品名の「flavor」は風味、趣き、味わいと言う意味。「Bond」はペン書きに適した良質の紙。紅茶に香りをつけたフレーバーティのように、上品で趣きの有る感じはフレーバーボンドの名前にピッタリだ。でも筆記に適しているかというと...小さな凹凸にペンがひっかかって書きにくそうではある。もちろん印刷に支障が有るわけではなくレーザープリンターでもトナーが飛んでしまうような凹凸ではない。
現在はホワイトとナチュラルの2色しかなく少し寂しいが、秋のくだものの香りを、例えばりんごのにおいを運んでくる風のような紙だ。

(ハロウィンには早いが松任谷由美の♪りんごのにおいと風の国♪を聞きながら)