It’s cool(カッコイイ)

ベルクール

ベルクール 1964年発売 日清紡
タイトルの 「cool(涼しい)」とベルクールのクールは音は同じだが意味は別物だ。「belle couleur」フランス語で「ベル」は「美しい」、「クール」は「色」を表す。
ラシャ紙のパイオニアで現在117色あるNTラシャの影に隠れるような印象のベルクールだが、1970年時点ではNTラシャが20色、その頃ベルクールは36色。この当時としてはトップクラスの色数誇る。「美しい色」と言う名前は伊達ではない。
その後何度か色数を増やし55色となりその際、厚手の95kgもラインナップされた。現在95kgの方は色数を減らして24色だが70kgの方は55色のままだ。
薄手の色物と言うと同じ70kgをもつタントがいるが、タントのようにエンボス加工されたわけでもなく、また、線や模様が入っているわけでもない。まさしくcouleur(色)で勝負するベルクールの生き方は、It's cool なかなかカッコイイ。