双子の色

ウッド 1984年発売 特種製紙
そのまんま「木」という紙がある。「ウッド」だ。ウッドの紙の肌は細かいごわごわした凹凸があって木の幹のような雰囲気になっている、まさしくウッドだ。
元々は6色の商品で薄い方の90kgは、白、白茶、象牙、と言う普通の色名、厚い方の130kgは、しらかば、くるみ、いちょう、と木の名前になっている。白としらかば、白茶とくるみ、象牙といちょう、はそれぞれは双子のようにベースは同じ色で130kgの木の名前の方には木の皮のような物がブレンドされている。他の商品にはないおもしろい構成になっていたのだが2002年にほとんどの色がシャボン玉のように廃色になってしまった。現在残っているのは「しらかば」のみと言うのはちょっと寂しい。
以前、「ブレンドされている木の皮のようなものはなんですか?」と聞いたところ「ナイショですがOOの皮です」と教えてもらった。
何が入っているかというと...言わぬが皮、いやいや、言わぬが花と言うものだ。