木ままな色

OKミューズバーク

OKミューズバーク 1976年発売 安倍川製紙 (現 王子特殊紙
川の水面をかたどったOKゴールデンリバーと同じ見本帳に入っているOKミューズバーク、OKゴールデンリバーが薄物を担当して厚物はOKミューズバークに任せると言うように175kg、210kg、260kg と厚物のみの商品だ。そう言う面ではニューカラーマリアンと競合する位置に居る。
さて商品名の「バーク」だ。厚物で皮のエンボスパターンなので何かゴツイ(大きくなくても)動物のことだろうか?と思っていたが、辞書で調べると「樹皮」と出ている。「カワ」と言っても色々あるものだとあらためて思った。
この商品に関しては正直の所あまり古いことはわからない。以前は色数が多かったのかもしれないが現在は、白、白茶、鼠、の3色のみ、15年前の見本帳でもあと1色象牙があっただけ、全体に茶系で「バーク」の名前からするとはじめから4色だけだったのかも知れない。
OKミューズバークに限らず、木をテーマにした紙はどうも茶系に縛られる傾向があるようだ。他の商品はテーマになっている「物」にはあり得ないような色でも平気であるのに、「木」に関しては勝手が違う。木のままの色に捕らわれないで、もっと気ままにカラフルな色があった方が楽しくて良いと思うのだが。