ボーンアイデンティティー

トリコロール

トリコロール 1955年発売 ■■製紙(現 日本大昭和板紙)
竹内まりやのセプテンバーを聞いていると終わりの方にピンと来る歌詞があった。
トリコロールの海辺の服も...♪
と言うことで今日はトリコロールだ。
一般に言うトリコロールはフランスの国旗のことだが、それだけでなく「トリ」...three=3、「コロール」...color=色、つまり3色のことをあらわす。紙のトリコロールは、浅黄、クリーム、桃、3色の純白ロール、それでトリコロール!こう言うシャレの効いたネーミングは大好きだ。純白ロールと言うのは、おもて面はツヤが有り、裏面はざらざらの包装紙で百貨店の包装紙によく使われている白い紙だ。薄くてもしっかりしているので包装紙に重宝される。また、薄いことを活かして以前は伝票などにも使われていた。その色物なので、用途はやはりラッピングと伝票だ。3色だがパステルトーンのかわいらしい紙なので、無地でラッピングしても小さな袋を作ってもおもしろい。
さて、このトリコロールがいつ発売だったのか調べてみたが分からなかった。1978年の見本帳があるのでそれ以前と言うのは確かだ。また、製紙会社も現在は日本大昭和板紙だが、1994年の価格表では日本製紙になっている。1978年にすでに有ったということは日本製紙 発足前なので十条製紙だろうか?なかなか生い立ちのたどりにくい紙だ。

★★発売年の資料を送っていただきました--感謝--本文は変更せずに、発売年のみ書き換えましたが
発売時の製紙会社は不明のままです。2009.09.17★★