有明の月

有明の月とは「陰暦16日以後、夜が明けかけても、空に残っている月」...有明の漢字そのまま「明けても有る」の意味らしい。でも色々調べていると「特に二十日以後の月をいう」と言う説明も見つかった。16日(いざよい)や17日(たちまち)だと他の色とかぶるので20日の方がかぐや的にはスッキリする。
さて先日、かぐやの開発に携わった方からメールを頂いた。その中に、「かぐやのクレーターエンボスは月の裏側のクレーターをモチーフにしている」と書いてあった。月はいつも同じ面を地球に向けているので裏側が見えることは無い。その裏側を見たいと思う気持ち、見に行こうと目標をもつこと、JAXA月探査衛星「かぐや」のミッションのように希望と目標を持って上を向いて歩くと言う意味がかぐや紙に込められているのだそうだ。
月の裏側と言うのなら、有明色がちょうどそんな感じだろうか?そう思うと、何気なく見過ごしそうな有明色も大切な役割をもつ色に見えてくる。

プロフィール
商品名:かぐや
発売年:2013年発売
メーカー:特種東海製紙
おもて面:月のクレーターを連想する、ランダムで小さな○○エンボス
裏面:比較的平らでツルっとした手触り、おもての模様が微妙に見える
用途:名刺、パッケージ、表紙
説明:月をイメージした商品名、 色名も全て月に関連した名前になっている。