本の表情

以前この景察手帳にも書いたが、本を読むとき私はカバーをはずして読む。カバーが付いていると片手で持ったときやページを丸めたときにおさまりが悪いからだ。それとは別にカバーを外すと珍しい紙が使われていたり凝った印刷がされていたりする表紙を見ることができて楽しめるということもある。電子書籍が増えつつある中でせっかく紙の本を買ったのだから本の内容と共に、カバーと帯、表紙、見返し、扉、そして本全体の表情を楽しみたい。
本屋さんへ行くとカバーにTS−1を使った本を時々みかけるが、この微妙に透けた感じが下に隠れた表紙に興味を抱かせるように思う。それを機会に表紙だけでなく本の表情を楽しむ人が増えてくれるとイイなと思っている。

プロフィール
商品名:タントセレクトTS−1
発売年:2005年発売
メーカー:特種東海製紙
おもて面:一見ガーゼのような布柄のランダムな格子模様
裏面:表裏差はほとんど無い。おもて面と同じ凹凸なので凹んでいる部分は微妙に透けている。
用途:名刺、カード、パッケージ、案内状
説明:タントセレクト(TS)のファーストシリーズ
白について:白について:「N−9」が最も白く屋内でも白老上質よりも少し白い。
蛍光染料が入っているため太陽光では「N−9」の方が白い。
「N−8」は屋内では白老上質よりも少し乳白、太陽光で白老上質と同等の白さ。
「N−7」は乳白