自宅のトイレには『くもん なぜなぜカレンダー』が貼ってある。一日々々簡単な質問があって、その月の裏側にこちらも簡単な説明が書いてある。月初めなので12月分をざぁっと見ていくと下の方に「レコードってなに?」とあった。おぉ!!もうレコードがわからない世代なんだと複雑な気持ちになった。音を記録する円盤 レコードがカセットテープに置き変り、コンパクトディスク>MD>ハードディスク、SD>そしてクラウド。カタカナでレコードだとあの黒い円盤が思い浮ぶが「record」と英語で書くと「あぁ-記録する-だよね」と自分で答える。記録する媒体。昔々口伝えで伝承していたものが、何かに書くことになり、石や壁>竹や木>皮や布に書いていたものはやがて紙に集約されていく、その歴史も途中から音を記録する歴史と合流してハードディスク、SD>そしてクラウドへ。
紙が「記録する」だけの物なら「record」...レコードと同じ道を歩むだろう?!実際現時点でも、ただの記録はデジタルデータに置き変わり雲の彼方に納まり始めている。でも、手触りや見た感じあるいはそれも含めた雰囲気を伝える手段だと考えるとまだまだ紙にも未来はある。紙はそのからだ全体を使って私達の気持ちを伝えてくれるメッセンジャーだ。
将来『公文のなぜなぜカレンダー』に「紙ってなに?」と書かれないためにも、私達はもっと紙の楽しさをたくさんの人に知って欲しいと思っている。
---「紙ってなに?」って書いた『公文のなぜなぜカレンダー』は何でできているのか?なぁ〜んてことはこの際考えないとして---