呪い

狸谷山不動院は京都では交通安全で有名なお寺だが、すぐ近くへ行っても案内標識が少なくてちょっとわかりにくい。もし行こうと思う方は詩仙堂を目指して更にその奥と思っていただくと間違いない。
狸谷山不動院へは昨年同様今年もパワーをもらいに、そして夫婦そろって10回登って賞状をもらいに来たわけだが、その何回めだったかお堂の中で女性が何か書いている。お祈りの際にチラリと見えたその文字は「呪」。え"!!この人、何かいてんの?階段を降りながら「よほど思い詰めたことがあるのだろうか?」などと二人で話し合って、次に登った時、ふと見ると書いたものが机の上に置いて有った。失礼ながら見させていただくと ここにこの文字を書きなさい と言う感じで「呪」と言う字の外枠を形どった線が印刷されていた。「ん?」と思って説明を書いた案内を見てみると一文字写経と書いてある。あぁなるほど、般若心経を一文字ずつ書いていく中に「是大神」とか「般若波羅蜜」とかこの文字が含まれているのか?!
私の妙な想像と違って安心した。